■丹後特有の丸い頭部をもつ円筒埴輪(加悦町 蛭子山1号墳、古墳時代前期後半 高さ68.0cm、加悦町教育委員会蔵) 丹後型円筒埴輪と呼ばれている。この埴輪を墳丘のまわりに配する蛭子山1号墳は、全長145メートルの日本海側の巨大 前方後円墳のひとつである。丹後地域でも、中期のある段階になると、他の地域に一般的なまっすぐな円筒形となる。この 埴輪が用いられたのはある特定の時期だけのようだ。