Music: daytrip

−南九州の弥生文化− 考古学セミナー
大阪府立弥生文化博物館




第4回 平成19年12月9日(日)
鹿児島県歴史資料センター黎明館 川野和昭先生







		今日の講師川野氏は、いかにも民俗学者と言った風貌だった。ヒゲを蓄え眼光鋭く、何よりも南九州もしくは鹿児島の
		コンプレックスで固まっていた。鹿児島や南九州がいかに中央から蔑視されていたか、中央は南九州をいかに隷属させ
		てきたかが憤懣やるかたないと言った風だった。しかし、私から見れば何もコンプレックスや優越感は、その地に住ん
		でいるからなどという条件で感じなくても、その地の人間の質そのものに関わるものだと思うのだけれど。そういう意
		味では東京など大いなる田舎者の集まった町で、むしろ東京に住んでいる事にコンプレックスを感じてこそ、正常な人
		間の感覚であるような気がする。大阪人の阪神タイガースびいきも、巨人に対する異常なまでの敵愾心も、私に言わせ
		れば東京に対する大いなるコンプレックスの裏返しである。









川野氏は、自らが赴いたラオスの焼き畑農業と南九州における焼畑農耕の類似性を、スライドを見せながら熱っぽく語った。

























ショウケの作り方やカゴの運び方が、南九州とラオスで以下に似ているかを力説していた。













講演後、川野氏を取り囲む聴衆。その中に我が歴史倶楽部の質問魔・郭公さんの姿も見えていた。
















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