Music: おぼろ月夜
世界文化遺産登録推進国際シンポジウム
2012.12.16 大阪市中央区森ノ宮

マンション近くの歩道に落ちた紅葉の葉。デザイン的に綺麗だったので選挙記念に写した。
先月、堺のニサンザイ古墳の現地説明会に行ったとき、以下のパンフレットを貰ったので申しこんでいたら抽選に当たった。掲示板
でその旨を投降したら、栗本、河内、錦織の各氏が参加され、靖さんと西本さんも個別に申しこんで、都合6名によるミニ例会とな
った。折しも今日は衆議院議員の選挙で、選挙に行った後、会場となっている森ノ宮へやってきた。選挙は周知のごとく自民党の圧
勝で、民主党の稚拙な行政・立法手腕に嫌気がさした民意を反映したものとなった。



今日はマンションの一斉清掃の日でもあって、9:00から11:00 がその時間になっていたが、それに参加するとこのシンポジウムにこれ
ないので、みんなが集まる9時前に家を出なければならなかった。普段なら掃除を横目に出かけても良いのだが、今年は私は管理組合
の役員をやっていて、顔見知りばかりの中を「や、どうも、どうも」とか「ごめんね、一寸今日は欠席で」とか言いながら抜け出す度
胸は無いのだった。なので森ノ宮にもえらく早く着いたので、「森ノ宮」神社にお参りをして喫茶店で時間をつぶした。



開場を待って階段に並んでいるとき2、3段上に居るおっさんが、「もしかして、井上筑前さんですか?」と聞いてきた。どうやら
HPを見て見知っていたようで「他の方々の顔も、よく知ってますよ」と言う。西本さんがそれを聞いて「サインしましょか」とか
言っている。まるで郭公さんとの出会いのような場面だった。女性が声を掛けてくるようになるまで、もう一息やな。





壇上にオッサン4人が座りだして、何かなと思っていたらこのシンポの主催者たち、大阪府松井知事の代理、すなわち副知事、堺市、
羽曳野市、藤井寺市の各市長だった。代表して副知事が挨拶。何としても大阪府に世界遺産を!と力説して、4人でスクラム。世界
遺産では奈良・京都に負けているからかエラい意気込みだ。
この団体は正式名を「百舌鳥・古市古墳群世界遺産登録推進本部会議」と言うらしく、会長が府知事、堺市長が本部長、副本部長に
羽曳野市長、藤井寺市長が就任して、あと各行政の、教育長、観光局長、総務部長などを委員として、百舌鳥・古市古墳群が世界遺
産に指定されるのをめざして活動している。このシンポジウムも第二回となっているので、既に一回実施されているのだ。堺のニサ
ンザイ古墳発掘調査・現地見学会で、会場までの送迎バスが無料だったのも、やっぱりこの予算からでていたのだ。

基調講演 白石太一郎氏

白石太一郎がまず基調講演として「百舌鳥・古市古墳群の価値について」の話をした。世界遺産に指定されることの意味、その価値
等について話す。








これら古墳群の世界文化遺産登録には異議は無いが、それをある意図に基づいて定義しようという
白石の意見には与みできない。
これらの古墳群は、日本の成立過程において地方の有力者達が如何に権力を持っていたか、如何に
覇を争ったかを想定するものではあっても、日本を統一していた証拠だとするには、まだまだ考古
学的に証明が必要である。
むしろ、古代に花開いた古墳文化の大いなる象徴、日本民族の成立期における文化的な遺産として
の価値で登録すべきである。それこそ「文化遺産」なのであるから。
政治的に利用したり、便乗して自説を強調したりするのはとても学者のすることでは無い。

基調講演の後休憩。開場には関連のパネル写真・資料がいっぱい。









シンポジウム再開 「韓国 李恵恩氏」








中国 呂舟氏











パネルディスカッション










当日配布資料

無料の講演会にしては凄い資料をくれた。内容は、日本語版と英語版との二部構成である。このHPの紹介写真、その他
資料は、すべてこの資料から転載した。
「えらく立派な資料やなぁ」「これ一冊作るの、千円はするで」「ま、出入りの業者が、何万部と刷れば、もっと安いで
しょうけどね」「何万もは刷らんやろ」「しやけど、考えたらこれ、全部わし等の税金やなぁ」「そやねん、エラい予算
使うとるで。」「あ、今日は全員大阪府民やね。」「錦織さん、もう大阪府民になったんでっか?」







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シンポ終了して入った森ノ宮の飲み屋さん(名前わすれた)の可愛い子ちゃん。最近の子はみんな愛想がいいねぇ。

一般庶民が起死回生をはかるにはもうこれしか無い、という事で、帰りに梅田で宝くじを買って帰る。

現ナマで持って帰ろうとしてもこりゃ無理やな。一束でええからくれんかね。あの金塊は何やろ。おまけにくれるんかな。
a Happy New year!

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