今年の3月に歴史倶楽部有志で、大阪市博物館に熊本県主催の「鞠智城・パネル展」を見に行った。鞠智城は、2011年の7月に
「肥後の旅・例会」で訪問したので、懐かしかったのである。熊本出身の郭公さんも加わって、4,5人で見学した。そのうち
「古代山城研究会」の会長向井さんからメールが来た。
「今度大阪で鞠智城の講演会があるので来ませんか?私もしゃべります」と言う事だったので、早速教えて貰ったURLを見て
みると、internetで申し込み出来るとあったので、パネル展を見に行った人に栗本さんも加えて、私が5,6人分を申しこんだ。
抽選だったのだが、栗本さんを除く全員が抽選に当たり、本日講演会を聞くことになった。靖さんも別個に申しこんでいたので、
5人で講演会を聞きに行った。ドーンセンターなんて聞いたことも無かったが、なかなか良い会場だった。
会場内は博物館の時と同じようにパネル展示や参考品が展示されていた。
前から4列目に河内さん、錦織さんが5人分の席を確保してくれていた。
会場には鞠智城のマスコット「ころう君」がいて愛嬌を振りまいている。見ると靖さんもおちょくっていた。
展示されているパネルは大阪市博物館のパネル展と同じものだった。
控え室に向井さんを訪ねる。昼飯の最中だったが写真に収まってくれた。この前どこで呑んだんでしたっけ?
パネルは前回と同じものだが、復習のためにまた掲示します。今回の方が写りが良いような。博物館は暗いもんね。
今日の受講者の面々。郭公さんは熊本出身なのに鞠智城へ行った事が無いそうな。「今度帰ったら行きますわ」
副知事のご挨拶
鞠智城跡の調査と成果
矢野祐介氏(熊本県教育委員会)
古代の東アジアの動向と鞠智城
酒寄雅志氏(國學院大學栃木短期大学教授)
a.どういう理由で築造されたか?
契機は百済救援失敗以降の国内防衛体制の充実
b.なぜ菊池という地に築造されたか?
水城−大野城−基肄城の後詰め的役割
有明海からの侵入ルートの遮断
古代山城のフォーメィションと鞠智城
出宮徳尚氏(就実大学人文科学部非常勤講師)
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休憩
マスコット「ころう君」(鼓楼だね、まさか受講者に合わせて古老じゃあるまいね)と歌のお姉さん(のような)の何とか体操。
全員休憩時間にトイレや煙草に行き、私以外はみんなこの体操は見ていません、ま、見たからってどうちゅう事はないんだが。
ころう君かお姉さんを写す古老君。やっぱお姉さんを写してるんだろうね。
韓国古代城郭からみた鞠智城
向井一雄氏(古代山城研究会・代表)
向井さんはサラリーマンである。我々もそうだが、我々とは気合いも違うし、蓄積が違う。色んな古代誌や歴史雑誌などに
論文を書いているし、その内容を読むと、とてもアマチュアの研究者とは思えない。道楽と学問の違いやね。
今まで何回かアチコチでお目に掛かったが、近畿圏の学者・研究者たちとはほとんど顔見知りである。全国飛び回っていて、
よくあんなに金が続くなぁと思ってしまう。安本美典氏の著作にも「オモイカネ氏」というHN(ハンドルネーム)で登場
する。(その本には私も「筑前」で登場しているのだが。)
最近の日韓の古代山城研究の進展は目覚ましく、韓国や中国の東北部の城郭についても地表調査や発掘調査が実施され、格
段にその実態が知られるようになってきた。鞠智城の本格的な調査・整備が始まった20年前には将来の課題であった比較
研究が行える時代が近づいて来たと言えるだろう。今回は、調査の進む中国・朝鮮半島−特に韓国の古代山城cお調査成果
をご紹介し、日本の古代山城との比較検討を試みたいと思う。またその過程で朝鮮半島城郭史における日本古代山城の位置
づけ、っそして鞠智城の"源流”についても考えてみたい。
Powerpointのスライドショーの機能を使っているので、写真が何枚も重なって写すのが大変。
上の「風納土城」にも、下の「月城」にも我々は韓国例会で行った事がある。写真はすこし古いような。
この扶余山城にも行ったね。懐かしいなぁ。
ここからスライドショーの始まりです。
この水原華城にも行った。世界遺産だった。太田(デジュン)市郊外にあったと思う。
鬼ノ城にも行ったし、このシンポも聞きたいけど東京じゃなぁ。
シンポジウム
このシンポはなかなか面白かった。コーディネーターの佐藤さんはなかなか良く纏めていたと思う。
それにしても、私の左に座っていたオッサン(ジイサン)は、講演開始から終わりまでズーッと寝ていた。
時々いびきをかいて、前の席からもたびたび振り向かれていたが、おかまいなしに寝ていた。一体何しに来たのか。
おそらく暇つぶしに仮眠に来たんだね。こういう奴がいるから栗本さんが抽選に漏れるんや、けしからん。
シンポの後、向井さんに挨拶して反省会へ。向井さんを誘おうかと思ったが、ご婦人と一緒だったので止めにした。
「又呑みましょう!」「あ、そうですねまた」
天満橋地下の飲食街に百番(だったかな?)を見つけて早速反省会。
「いやぁーあの向井さんて、とてもアマチュアとは思えんね」「我々は到底あそこまでは無理やな」
「我々は道楽やけど、あの人は研究者やで」「彼、河内さんの後輩でっせ」「あ、ホンマやね」
「この先輩にあの後輩でっか」「ハハハ」「何やそれ。ほっとけ!」
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