1月中旬、茅野市の車山高原で行われたお客さんの会社の「2001年賀詞交換会」に招待された。 300人のパーティーで泊ま りがけだ。二次会はカラオケ大会まで用意してあって、全国から来た見知らぬ人たちとドンチャン騒ぎだった。日本型経営 もまだまだ健在なりという所か。 翌日、列車の時間の合間を見て、「尖石縄文考古館」を訪れた。茅野市からここへくるには、一日4,5本のバスかタクシ ーだ。後は車しかない。前回来たときはこの博物館は改修中だったので、今回は新装なった博物館と、雪に埋もれた「尖石 (とがりいし)遺跡・与助尾根(よのすけおね)遺跡」を見ることが出来た。
昨年春に訪れたときは牧草に覆われていた遺跡も、今は真っ白い雪の下である。縄文時代、この雪は同じように降り積もっ ていたのだろうか?この地方は信州の中でも比較的雪は少ない地方だと聞いているが、それでもこれだけ積もれば結構生活 は大変だったに違いない。
昨年春、考古館と同様に改修中だった与助尾根遺跡は、復元住居も綺麗に建て替えられ、はるか「いにしえ」の営みの様子 を現代に蘇らせている。
与助尾根遺跡は考古館のすぐ裏手にある。下の橋を渡った手前側が考古館だ。考古館の前が、道を挟んで尖石遺跡である。
考古館前には、郷土の偉人坂本養川の銅像と、「尖石・与助尾根遺跡」の発掘研究に先鞭を付けた宮坂英弌(みやさかふさ かず)氏の銅像が立っている。