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蜆塚(しじみづか)遺跡
2000.March 静岡県浜松市(縄文時代)



		この遺跡は既に江戸時代から知られていた。明治時代に学問的な調査の対象となり、最新の調査は昭和58年
		に行われ4つ目の貝塚が発見された。住居跡は貝塚の内側の東西2ケ所にまとまっており、平地式の方形住居
		28棟の遺構が確認されている。墓地も発見され、ヒスイの玉を伴った人骨や、腕に貝輪をはめた人骨なども
		あった。縄文後期から晩期の遺跡と推定されているが、この遺跡の特徴は、幅広い東西交流である。ある種の
		土器には、東日本と西日本の特徴が同時に見られ、ヒスイや黒曜石などこの近辺では産出しない遺物が多く出
		土する事から、この遺跡の住人達が100kmを越える行動範囲を持っていたことが窺える。



 

浜松駅から遺跡・博物館へはバスで15分ほどである。バスの便も頻繁にあり、市街から簡単に行ける。

 

浜松市博物館の脇から遺跡へ行けるように歩道が造ってある。

 





復元された建物群

 

 

 

 

竪穴式住居の後ろに見えている建物は、主にこの遺跡からの出土品を納めてある収蔵庫である。2棟、遺跡の中に建っている。

 



 

この遺跡は何処を歩いても貝殻が地表に露出している。まるで貝殻の中で暮らしていたような感じだ。

 





 




蜆塚古墳

 




貝塚保存施設

遺跡のはずれに、出土した当時の貝塚をそのまま保存した施設がある。土器や石器が捨てられた状態をそのまま見ることが出来る。

 

 

 

 

下右の炉の後は遺跡ではない。博物館が何かの催しで使うときの為に造ってあるようだ。

 




 

 



邪馬台国大研究・ホームページ /遺跡巡り/ 蜆塚遺跡