Music:The Long and widing road


みよし風土記の丘

−浄楽寺・七ツ塚古墳群− 1999.8.17




	3000基という数の古墳がこの三次地方に集中している。これは広島県にある古墳の三分の一である。この地方は古くから
	文化の開けた土地として知られ、特に古墳時代の遺跡としては「浄楽寺」「七ツ塚」の古墳群が有名である。「みよし風土記
	の丘」は、この二つの古墳群を中心に広い範囲を整備して、古代公園として保存している。「浄楽寺古墳群」は、円墳97基
	を初めとして、帆立貝型古墳1基、方墳18基、合計116基もの古墳を抱え、「七ツ塚古墳群」は、前方後円墳1基、帆立
	貝型古墳2基、円墳55基、方墳2基の、合計60基からなっている。いずれも5世紀頃築造されたものとみられる。「七ツ
	塚古墳群」は6世紀後半頃まで作られたらしい。「浄楽寺古墳群」で最大のものは12号墳で、直経45m、高さ6mの円墳
	である。墳丘には葺き石を敷き詰め、埴輪も巡らされていた。「七ツ塚古墳群」での最大のものは、直経28m、高さ4mの
	15号円墳である。公園内には広島県立の歴史民俗資料館があり、これらの古墳群から出土した多くの遺物を実見できる。
	又、敷地内に竪穴式住居、平地式住居、高床式住居も復元されており、その他石室なども展示されている。

	朝5:30頃博多を発って、途中下関、他のサービスエリアに立ち寄り、10:00過ぎ三次インターに到着した。九州から
	追いかけてきた雨が、途中幾度も降ったり止んだりを繰り返していたが、この公園にいた2時間弱の間はカラリと晴れていた。
	再び三次インターから高速に乗った途端、又ポツリポツリと落ちてきた。広い公園内を、暑い日差しを浴びて歩くのはいささ
	かしんどかったが、今まで訪れたいわゆる「風土記の丘」や「古代の丘」と称する公園の中では一番すばらしかった。キチン
	と整備されているし、至る所に案内板が立っていて説明してくれている。
	資料館の女の子の応対もはきはきして実に気持ちがよかった。











 

 

 

 






遠目にはまるでゴルフ場のようである。下右の写真の丘を登った所に復元建物がる。

 

 

 



 

  

これらの小高い丘全てが古墳である。主要な古墳10基毎くらいに番号が振ってある。

 






邪馬台国大研究・ホームページ  古代遺跡めぐり / みよし風土記の丘