古代の迎賓館「鴻臚館」(こうろかん)は、かっての福岡城(舞鶴城)の中にある。福岡ドームが出来るまではここに平和 台野球場があって多くのドラマを生んだ。
外野席のバックスクリーンがあった真下が今発掘現場である。ここだけはまだ高いスタンドの壁が残っている。新たな鴻臚 館の遺構を求めて今も掘り返されている。
鴻臚館跡展示館から見た発掘現場。向かいは天神のビル街。小高い丘に発掘現場の「見学台」がこしらえてあり、自由に発 掘作業を見学出来る。
それに比べてUgry 中年2人組(上右)。仕事の後、飛行機の時間まで間があったので部下の貝阿弥(かいあみ)君とここ に来た。谷沢さんに写して貰う。
鴻臚館跡からは、主に現在の河北省、湖南省、浙江省などの中国各地で作られた大量の陶磁器が出土している。さらに新羅 〜高句麗王朝期の朝鮮産陶器、イスラム系陶器やペルシャ系のガラス器など、海と陸の交易ルートを経た遺物が出土してお り、鴻臚館がその当時国際的な交易の拠点であった事を物語っている。
鴻臚館からまっすぐ空港に来たが、まだ時間があったのでロイヤルでビールを飲んだ。空港で時間があるとロクな事ない。 飲むしか芸の無いオッサンは次々にお代わりして、会社の廻りで飲む時に比べたら3倍くらいの料金を払った。おかげで、 帰りのスカイマークの中では着くまで眠りっぱなしで、大阪の夜景で目が覚めた。