紀伊風土記の丘は、岩橋千塚古墳群の保存と活用を目的として昭和46年に開園した。約59万平方bの広大な敷地内には古墳 群のほか、中心施設の資料館に、古墳から出土した遺物をはじめ民具なども展示されている。 風土記の丘には、石室内部が安全に見学できるよう整備した将軍塚古墳(前山B53号墳)など、12基の古墳が点在している。 また尾根の上に点々と並ぶ古墳が見られるエリアや展望台などもある。資料館の近くには、和歌山県の代表的な民家を移築 保存したエリアや、万葉集に登場する植物が所狭しと植わっている万葉植物園なども整備されている。
馬冑は高句麗古墳壁画や騎馬傭に多く見られるが、日本では二三の例しかない。完成品はこの大谷古墳出土のものだけであ る。重要文化財だがここにあるのはレプリカ。本物は「和歌山市立博物館」にある。