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井戸尻遺跡考古館 2002.5.5(日)長野県諏訪郡富士見町

 



	
	水煙渦巻文深鉢
	曽利遺跡 高さ43p 。長野県宝に指定された曽利4号住居址から出土した土器7点のうちの1点。昭和38年、パリで開
	催された「日本古美術展」に出陳され、芸術性豊かなこの土器を通じ、日本文化の素晴らしさに多くの人が感激した。また、
	昭和47年には、郵便はがきの料額印面の意匠に採用され、ひろく一般の目にふれることとなった。

 

	<井戸尻考古館>
	井戸尻考古館は、八ケ岳山麓を舞台に生活した縄文時代文化を復元して、現代生活の向上に資することを目的とした施設で
	ある。館内には、今までの発掘調査で出土した資料のうち、2000点余りの土器や石器が年代順に並べられ、移り変りや用途
	を知ることができる。
	また、住居展示や食物・装身具・衣類なども併せて展示され、土器や土偶など文様解読で明らかになった当時の宗教観念や
	世界観・神話などが解説されている。またこの資料館は写真撮影自由だが、重要文化財級の出土品は「撮影禁止」である。
	これもちょっと疑問に思うが、全面禁止の博物館よりよほど良心的である。どうしても見たければここへ来てくれという意
	志が現れていて、好感がもてる。

	館外には、5300平方メートルの敷地に炉址・配石遺構のほか、栽培作物圃場・石器材料岩石園が設けられ、当時の食生活や
	農具の究明を行っている。

 






 



 

 

 

 

 



 

 

	神人交会文深鉢(上右:上段)
	曽利遺跡32号住居址 高さ40p。蛙形の図像の下方から突きあげる矢印=蛇頭・陰陽交会の図を表わした土器。

 

 



 











 

 







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