Music: Yellow Submarine



大阪府高槻市・安満宮山古墳 1998.12.13(日)






		平成9年に発掘され、「青龍三年銘」の方格規矩鏡が発見された事で話題を呼んだ、大阪府高槻市
		の安満宮山(あまみややま)古墳が平成10年12月11日(金曜)から一般に公開された。この
		古墳は市営公園墓地内の発掘調査で発見され、3世紀後半に築造されたと見られている。高槻市で
		はこれを保存する事にして、復元作業を実施していたがこの程完成し公開にこぎつけた。
		古墳は、眼下に山城盆地から大阪湾へ至る淀川を眺める事ができる急峻な狭幅( 20〜30m)の尾根
		上につくられている。全て発見当時のままの形で復元されており、木棺埋納抗は強化ガラスで覆わ
		れている。埋葬者の頭部付近に散らばっていたガラス玉や、底一面に塗られていた朱をこぼした跡
		など、忠実に復元してある。

 


	円形の案内板には、陶板の説明の廻りに発見された5面の鏡のレプリカが埋め込んであった。だれか不心得者が持っていか
	ないか不安だ。
 





 

 

 

尾根の突端には陶器の説明板があり、ここから見た眼下の方角や、魏と倭国の関係などを漫画で説明している。

 


	高槻市は、市制55周年記念事業の一環としてこの復元保存事業を行っているが、1998年5月には市の現代劇場ホール
	において「検証邪馬台国」というシンポジウムも開催している。
	(このホームページの、15.各地講演会・展覧会コーナーの「高槻市歴史シンポジウム」の項を参照されたい。)

 

 



− 1999年4月29日・歴史倶楽部例会にて再度訪問 −


	今城塚古墳・継体天皇陵・新池ハニワ工場跡と巡ってきて、この古墳探訪で今回の例会は終了となる。西本さん、ご苦労様
	でした。

 

 







邪馬台国大研究・ホームページ/ 遺跡巡り/ 安満宮山古墳