Music: Across the Universe


南天平古墳


	
	昭和12年に調査が行われ、帆立貝式の前方後円墳であるとされたが、平成3年の再調査で直経約24mの円墳であること
	が確認された。以下調査時の記録に依れば、本来の墳丘は全長28m、後円部経21.5m。埋葬施設は後円部で2基の木
	棺が確認された。そのうちの1基は長さ2.9mの高野槇製で、副葬品としてイ方製変形六獣鏡、鹿角製装具付太刀、三環
	鈴、短甲、鉄鏃、櫛、槍の他、漆塗りの弓三張が出土している。 もう1基は、棺材の残欠が確認されただけで詳細は不明
	であるが、掘り形が約4.7mあり、3m位ではないかと推定されている。副葬品には、衝角付冑、短甲、刀、剣、鉄鏃、
	鉾、木弓、革製縫楯などの武具のほか、鞍橋(くらぼね)金具、輪鐙(わあぶみ)などの馬具、イ方製鏡が出土している。

 











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