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野州・烏山和紙会館
2006年8月27日 栃木県那須烏山市









	<烏山和紙>

	■所在 那須烏山市中央2-6-8
	■問合先 烏山和紙会館 TEL:0287-82-2100
 	■開館時間  午前9時〜午後5時30分 
	■定休日 毎週火曜日 
	■入館料 無料 

	今から780年前の建保年間に、那須氏が越前の国(福井県)から紙すき職人を招き、那須奉書を創製したと伝えられる烏山
	の手すき和紙。和紙会館では展示即売のほか「手すき教室」、「手創り教室」、「紙すき場見学」も実施している。伝統ある和紙を
	自分で作る事が出来る。



入り口を入るといきなり光のシャワーで驚いた。和紙で作った照明器具だが、近くに住んでいるのであれば買いたかった。





SWITCH ON と OFF。しかし、これは何に使うのだろうか。









和紙の原料と紙漉器具。私の子供時代にも、実家の近所で老夫婦が和紙を作っていた。学校の行き帰りによく製作現場を見たものだ。


















烏山名物の山あげ祭り












	国指定 無形民俗  烏山の山あげ行事 からすやまのやまあげぎょうじ  指定年月日  昭54・2・3 

	山あげ行事は、永禄3年(1560)に時の烏山城主那須資胤が城下五町の鎮守として牛頭天王(素盞鳴命)を八雲神社に祠り、
	天下泰平・五穀豊穣・疫病退散を祈願したことが起源といわれている。祭礼は当初、奉納余興として相撲や神楽獅子等が行
	われ、現在の形式になったのは江戸時代末期頃である。祭礼は、六町内が輪番で行い、各町内は精功な彫刻を施した屋台や
	大道具をもっている。山あげの山は、所作狂言の背景であり、路上約100mの間に、大山・中山・前山・館・松・波など
	を配置し、その前に設けられた舞台で町の踊り娘が美しい舞を披露する。。山の組み立て、移動には約150人もの若い衆
	の力が必要であり、その一糸乱れぬ団体行動は祭りの見所の一つ。所作狂言の主な演目としては、将門・戻橋・宗清・忠信
	・梅川・関の扉などがあり、近年、新たに蛇姫様が加わった。毎年7月の第4土曜日を含む金・土・日に行われる。 









山あげの山に使う和紙を漉(す)く。烏山和紙の出番。





山あげ製作風景。 最後の仕上げをする絵師たち。








	「山あげ」とは、1言で言えば歌舞伎の野外劇と言うことが出来る。舞台の左には花道ができ、花道の後ろには御拝(向拝
	・屋台の飾部)が置かれ、荘重さを加えている。舞台の右は太夫座であり、舞台の後方には橋(松)、波、館、前山、中山、
	大山が遠近よろしく立てられる。山を立てることを「山をあげる」と言い、「山あげ」とはここに由来する。これらの山に
	は山水が描かれ、四季の情趣が豊かに表現される。こうして、巾は道路巾8メートル、奥行き100メートル、高さ20メ
	ートルに及ぶ巨大な野外演舞場ができあがる。ここで常磐津に合わせて、それぞれの歌舞伎舞踊が演じられる。山の製作に
	烏山和紙がふんだんに使用される。(ここでの画像は和紙会館で放映されていたVIDEOから転載した。)



日光へ



烏山はぶどう生産でも有名。幾つかぶどう園があり、寄ってみたら
昔懐かしいキャンベルがあって、WIFEは大阪へ何箱か送っていた。




	烏山を出て、今夜の宿、日光の霧降高原へ。1時間ほどで、wifeがNETで予約したペンションに到着。霧降高原というだけ
	あって今日も小雨と霧の中。












	wifeの予約する宿はいつも当たりである。森の中に、ジャグシー風呂に露天風呂。食事はフランス料理のフルコース。見慣
	れない鳥もベランダ側まで飛んできて感激する。それに比べて、私が予約する宿はいつもはずれが多い。







翌日も霧の中を、日光中禅寺湖・奥日光へ向かう。









どっかの駐車場に自衛隊の一団が。下は、途中でwifeがめざとく見つけて寄った金谷ホテルのSHOP。全く女はこういうものに詳しい。





東京滞在中の私を訪ねて、wifeが大阪からやってきてでかけた栃木の旅。少し遅い夏休みだった。日光なんて何年ぶりだろうか。


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