<烏山和紙> ■所在 那須烏山市中央2-6-8 ■問合先 烏山和紙会館 TEL:0287-82-2100 ■開館時間 午前9時〜午後5時30分 ■定休日 毎週火曜日 ■入館料 無料 今から780年前の建保年間に、那須氏が越前の国(福井県)から紙すき職人を招き、那須奉書を創製したと伝えられる烏山 の手すき和紙。和紙会館では展示即売のほか「手すき教室」、「手創り教室」、「紙すき場見学」も実施している。伝統ある和紙を 自分で作る事が出来る。
国指定 無形民俗 烏山の山あげ行事 からすやまのやまあげぎょうじ 指定年月日 昭54・2・3 山あげ行事は、永禄3年(1560)に時の烏山城主那須資胤が城下五町の鎮守として牛頭天王(素盞鳴命)を八雲神社に祠り、 天下泰平・五穀豊穣・疫病退散を祈願したことが起源といわれている。祭礼は当初、奉納余興として相撲や神楽獅子等が行 われ、現在の形式になったのは江戸時代末期頃である。祭礼は、六町内が輪番で行い、各町内は精功な彫刻を施した屋台や 大道具をもっている。山あげの山は、所作狂言の背景であり、路上約100mの間に、大山・中山・前山・館・松・波など を配置し、その前に設けられた舞台で町の踊り娘が美しい舞を披露する。。山の組み立て、移動には約150人もの若い衆 の力が必要であり、その一糸乱れぬ団体行動は祭りの見所の一つ。所作狂言の主な演目としては、将門・戻橋・宗清・忠信 ・梅川・関の扉などがあり、近年、新たに蛇姫様が加わった。毎年7月の第4土曜日を含む金・土・日に行われる。
「山あげ」とは、1言で言えば歌舞伎の野外劇と言うことが出来る。舞台の左には花道ができ、花道の後ろには御拝(向拝 ・屋台の飾部)が置かれ、荘重さを加えている。舞台の右は太夫座であり、舞台の後方には橋(松)、波、館、前山、中山、 大山が遠近よろしく立てられる。山を立てることを「山をあげる」と言い、「山あげ」とはここに由来する。これらの山に は山水が描かれ、四季の情趣が豊かに表現される。こうして、巾は道路巾8メートル、奥行き100メートル、高さ20メ ートルに及ぶ巨大な野外演舞場ができあがる。ここで常磐津に合わせて、それぞれの歌舞伎舞踊が演じられる。山の製作に 烏山和紙がふんだんに使用される。(ここでの画像は和紙会館で放映されていたVIDEOから転載した。)
烏山を出て、今夜の宿、日光の霧降高原へ。1時間ほどで、wifeがNETで予約したペンションに到着。霧降高原というだけ あって今日も小雨と霧の中。
wifeの予約する宿はいつも当たりである。森の中に、ジャグシー風呂に露天風呂。食事はフランス料理のフルコース。見慣 れない鳥もベランダ側まで飛んできて感激する。それに比べて、私が予約する宿はいつもはずれが多い。