この博物館は、JR高松駅から少し離れている。交通機関はバスしかないようなので、遠来の人はタクシーを利用したほう がいいだろう。ここも、香川県歴史博物館にまけずおとらず立派なビルである。サンクリスタル・ビルという複合施設の中 にある。
「銅鐸」 伝香川県 高 42,7cm 弥生時代中期 東京国立博物館蔵 この銅鐸は桜ヶ丘4・5号銅鐸(*)とともに、巧みに表現された様々な原始絵画を有した銅鐸として、古くから注目され てきたものである。特に、杵で臼を突く人物や高床式の倉庫を思わせる建物の表現は、銅鐸が農耕祭祀と深い関わりを持っ た祭器であるという解釈の重要な拠り所となっている。また桜ヶ丘4/5号銅鐸との比較研究により、これらの3つの銅鐸 は、同じ工人ないし工房で造られた可能性がきわめて高いことも判明している。 (*)兵庫県神戸市桜ヶ丘町 昭和 39(1964)年調査 弥生時代中期 神戸市立博物館蔵 下左が、上記銅鐸のレプリカである。上記写真は「博物館巡り」の「東京国立博物館」からリンクした。
石清尾山古墳は、高松市内で最も有名な古墳だろう。積石古墳という全国的にも珍しい築造方法で造られている。この古墳 の概要については、「遺跡・旧跡めぐり」の「古墳時代」の中に紹介しているので是非、ご参照頂きたい。
他の博物館同様、ここも主として古墳時代くらいまでしか紹介・解説していない。勿論博物館には他にも多くの展示物があ るのだが、私のHPではあくまでも「邪馬台国」とそれを取り囲む時代、即ちいわゆる古代と呼ばれるあたりのみを紹介し ているので、他の時代に興味がある人は、直接博物館に足を運んでほしい。現物をじかに見ると、写真で見るよりもはるか にその時代をイメージできる。