前夜は、昨年と同じく淀江町の民宿「真名井」にお世話になった。女将さんもご主人もお元気で、山菜料理も相変わらず うまかった。昨年は気づかなかったが、佐原真氏や森浩一氏の色紙が部屋にあった。妻木晩田を見に来た人はみんなここ に泊まったんだ。
発掘現場そのままのようだった遺跡はだいぶん整備されてきた。駐車場もできてたし、案内板もいくつか立っている。
大半の遺跡はもう埋め戻されている。真新しい砂と看板でそれとわかるが、落とし穴など埋められてしまってはもうどん なだったかわかりはしない。昨年、見に来ていてよかった。一部保存処理をして発掘時のままに残すようで、大きなテン トのなかでその処理がされている。
何と言っても日本最大の弥生遺跡である。今後どんな展開になるのだろうか。「吉野ヶ里」のような商業主義の観光資源 になるのか、それとも、学術的な歴史教育の場となるのか。この遺跡の今後の活用方法は、すべて鳥取県民次第である。