Music: Another Girl
石川県立歴史博物館は、かって旧陸軍兵器庫、戦後は金沢美術工芸大学に使用されていた本多の森公園の赤煉瓦棟
が装い新たに生まれ変わったものです。第一棟は大正3年6月、第二棟は大正2年8月、第三棟は明治42年8月に
竣工した建物です。いずれも煉瓦造り、2階建てで、左右対称を基本とした端正な意匠になっており、長さは90
mに及び、この種の建物としては我が国で数少ない貴重なものとされています。昭和56年8月歴史博物館として
利用することに決定後、赤煉瓦棟の保存調査と併行しながら建設工事が進められてきました。3棟とも外観は創建
時の姿を忠実に復元し、内部はそれぞれ異なった手法で構造補強を加え、その上で歴史博物館として再利用すると
ともに、活用にあたっては、建物の文化財としての価値と展示設備との調和をはかるなど、様々な工夫を凝らしま
した。 【博物館発行のパンフレットより】

<原始・縄文・弥生>


<縄文人の祈りと暮らし・大型石組み炉>

縄文以前に日本列島へ渡ってきた人々は、未だ土器の製法を知らず、石をうち砕いて鋭い鏃や武器を造り、集団の
労働力だけでナウマン象や大型獣を追い求めていた。北陸地方にもこれらの狩人たちの活動の跡や生活の跡が残さ
れている。今から約2〜3万年前である。



<前方後円墳の時代>
5世紀頃になると、各地の豪族達は、強力な政治力と軍事力を備えた支配者へと成長していった。江沼平野の加賀
市狐山古墳では、鉄製の甲冑・刀・鏃などの豊富な武具・武器とともに、玉や中国製の鏡と銀製金具のついたベル
トが出土している。








このほかにも、律令時代、中世、近世、近代、現代、民俗資料等沢山の展示物がこの博物館には展示されているの
だが、後は割愛した。(デジカメの容量が少なくなっていたためでもある。)一向一揆の盛衰を示す電飾パネルや、
前田家大名行列のジオラマなど、アイデアものの展示物もたくさんあって、なかなかおもしろい博物館である。
ぜひ一度お訪ねになることをお勧めする。金沢はなかなか魚がうまい。
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