Music: PS. I love you

東大阪市埋蔵文化財センター
2004.4.30(金)


	なんばから近鉄電車に乗って各停で20分ほど、「瓢箪山駅」で降りて、南へ10分ほど歩いた所にある。私は30年ほど
	前、初めて大阪へ出てきたとき、この周辺に住んでいた。田舎から母親が寮へおくった布団一式を、この駅へ取りに来た覚
	えがある。すぐ側に花園ラグビー場があって、よく見に行ったものだ。東大阪には1年しか住まなかったが、懐かしい町で
	ある。
	この駅に東大阪市の郷土資料館があって、99年に見に来て、その様子は「博物館めぐり」に入れてあるが、ここに埋蔵文
	化財センターがあったとは知らなかった。先日「鬼虎川遺跡」の現地説明会を見に行った時、いろいろ話をした東大阪市の
	職員の方からここを教えて貰ったのだ。ぜひ行ってみて下さいと言われたので、連休の谷間を休んで訪問した。



 


	駅のホームに「楠正行の墓」と書いた石柱が立っていた。「え、何で墓が駅のホームに?」と思ったが、どうやら楠正行の
	墓はここで降りるのだよ、と言う意味のようだ。小楠公の墓がここにあったとはしらなかった。四条畷だとばかり思ってい
	たが。


		1.青葉しげれる桜井の 里のわたりの夕まぐれ
		  木下陰(このしたかげ)に駒とめて 世の行く末をつくづくと
		  偲ぶ鎧の袖の上(え)に 散るは涙か はた露か

		2.正成涙を打ち払い 我が子正行(まさつら)呼び寄せて
		  父は兵庫に赴かん 彼方の浦にて討ち死にせん
		  今しは ここまで来つれども とくとく帰れ故郷へ

		3.父上いかにのたもうも 見捨てまつりて我一人
		  いかで帰らん帰られん  この正行は年こそは
		  未だ若けれ諸共に 御供(おんとも)つかえん死出の旅




	駅を出て、商店街の中を2,3分歩くと稲荷神社にでる。この神社そのものも古墳のようだ。郷土資料館へは、この神社の
	裏からエライ坂を登っていく。山上付近に山畑古墳群があるので、その側に郷土館を建てたようだが、そこまでたどり着く
	には延々と急坂を上り続けなければならない。あの坂はしんどかった。





神社から再び商店街へ戻り、更に7,8分歩くと埋文センターだ。この場所も「縄手遺跡」と呼ばれる縄文時代の集落の跡である。









埋蔵文化財センターへ入室する。





邪馬台国大研究・ホームページ /博物館めぐり/himiko@zeus.eonet.ne.jp