Music:Here come the Sun

滋賀県立びわ湖博物館 99.5.4(雨)−湖岸にたたずむ総合博物館−



 





	びわ湖は太古の世界の生き証人のようなものである。この博物館では約2億5千年前からの自然環境の変遷を、びわ
	湖を中心とした展示で紹介し、研究・調査の現場や発掘で得られた鉱物・化石・岩石の標本も多数展示している。

 

 

  





	びわ湖はまた日本古代遺跡の宝庫でもある。石器・縄文・弥生時代の遺跡がたくさん存在しているが、残念なことに
	その多くは水中に没していると考えられている。良く発見されたものは現代技術の粋を集めて発掘されているが、大
	半がびわ湖畔の水中に沈んだままである。水中発掘調査の様子をジオラマやビデオでも紹介している。



 

 

  





粟津貝塚遺跡(縄文時代最大の淡水貝塚)



 

 







 

 

 





	びわ湖は京の都を東国と結ぶ重要な水路でもあり、近代交通機関が整備されるまでは、水上交通が諸国へ通じる道で
	あった。また都への重要な拠点として、戦国時代から各地の有力者達が琵琶湖の制覇を試みた。ここでは、湖上交通
	の様子、漁労活動や水利への取り組みなども復元展示やジオラマで紹介されている。写真の丸子船には米俵が 250俵
	積める。



   



	
	びわ湖とくれば当然の事ながら湖の魚である。この博物館は水族館と呼んでもいい程だ。「東洋一」という淡水魚た
	ちの水槽がある。びわ湖に住む魚たちはもちろんの事、世界のあらゆる淡水魚たちの姿を見る事ができる。自然の中
	と同じようにしつらえた水槽を博物館の中から眺めたりできるようにもなっている。人間が下から覗く水の通路は見
	事である。大阪天保山の「海遊館」にはかなわないが、いつまで見ていても飽きない。


    




2003.7.21. −再び小雨の博物館へ−



 



 

 


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