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馬韓の旅 伏岩里古墳3号墳 2004.11.21(日)




羅 州
	
	全羅南道光州広域市の南に隣接する羅州郡は、羅州市とそれを取り巻く郡部とからなる。郡の中央を流れ木浦市に注ぐ栄
	山江は韓国四大江の1つで、流域は穀倉地帯である。現在は梨の産地として知られている。
	栄山江流域には独特の古墳文化すなわち、百済の文化と異なる「馬韓文化」が栄えたとされている。栄山江を下って木浦
	から黄海に出て、日本とつながっていたと考えられる。古くは1917年の谷井済一により、近年は国立光州博物館によ
	り、一連の古墳群が発掘された。



伏岩里古墳








 

東新大学校文化博物館の李教授が発掘した伏岩里古墳群。3〜7世紀の400余年間使用された。







	
	上、アパート型複合古墳。平坦な墳上の下には、独特の多層墳墓群があった。(羅州市庁文化公報担当室パンフレット
	より)。こんな多層の石室をもった古墳など、日本は元より、韓国でも非常に珍しいという。一旦埋めたところを掘り
	返してまた埋葬したのだろうか。こんな古墳ははじめて見た。

 

日本と違って、韓国の古墳にはどうして木が生えていないのだろう。もちろん
最初から植えたりはしないのだろうが、元々植物は余り育たない風土なのかな。





周囲には広い溝が掘られている。水があったのかどうかはわからない。



 

夕暮れの古墳から見た月。ここから2時間あまり掛けて木浦へ向かう。

 

食事の後到着した「新安ビーチホテル」。イルミネーションが綺麗だった。

 

同室の服部さんと廻りを散歩する。海の側で廻りにはこのライブハウスとカラオケ屋以外には何もなかった。



しかしこの夜景が在れば、それだけで十分だった。国は違っても、やっぱり港町は旅情を誘う。





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