Sound: Can't buy me love

馬韓の旅 順天コインドル公園 2004.11.20(土)








 

「私が写します。」と走ってくるガイドの朴(パク)さん。「いいよ気をつかわなくても。」「いいえこれが私の仕事です!」
写真の、北方式コインドルは、現在は北朝鮮にあるもののレプリカである。イギリスのストーンヘンジを思わせるほど高い。


 

 

紅葉はここでも鮮やかに赤い。日本では見逃した紅葉がまた見れた。




	コインドルというのは韓国語の呼び方である。世界的にはドルメンというフランス語のほうが知れ渡っている。いずれも日本語では支石墓
	(しせきぼ)と呼ばれる。朴さんは、我々の行程表を見て、大急ぎで古代史を勉強して来たそうであるが、もともと歴史が好きで、あまり
	来たことのないこの地方へ、個人的にも来てみたかったそうだ。今回の添乗も、人数が6人と聞いて「はいっ!」と手を挙げたと言う。
	「だって、20人30人なんか疲れるばっかりですから。」

	朴さんによれば、世界にコインドルは4万余あり、2万が朝鮮半島にあると言う。日本にも500余り存在し、多くは九州にある。このHP
	の「遺跡巡り」の中でも、福岡県の「志登支石墓群」、佐賀県の「葉山尻支石墓群」を取り上げている。まったく同じような形状である。
	その類似性に驚いてしまう、と同時に、人々はここから九州へ渡っていったのだという思いをますます強くする。



 

 

 







遺物展示館と墓制展示館を見た後、公園内を一周する。ここでもカサカギが群れている。



 

上は旧跡時代の住居跡を復元したもの。別の場所にあったものをここに復元した。



 

ハングルを朴さんが読んで我々に解説してくれる。下は日本で言う縄文末期から弥生時代に掛けての住居跡。韓国では青銅器時代という。

 








 
雲 住 寺

	千仏千塔で知られる雲住寺の仏教遺跡は、和順郡道岩面にある。この地域は無等山と連なった海拔100余mの低山で、2つの尾根と溪谷
	に100基の石仏と30基の石塔が散らばっていて、まるで石塔と仏像の野外展示場を彷彿させる。千仏千塔を立てようとしたが曉鷄が鳴
	いたから工事を中断したという説話が伝えられている。ほんとは以下のような光景が見れるはずだったのだが、すかり暮れてきて、もう上
	へ上がるのは無理だったので、せめてと山門で記念撮影をしたがうまく写っているだろうか。誰のカメラだったかな。

 
 古墳めぐりの中に、コスモスが咲き乱れる。 :この石塔は方形石塔といわれ、韓国の典型的な石塔形式である。この形式の塔が全部で11基ある。
 
石室の中の2つの石仏は光背でつながっている珍しい形である。 韓国の鐘は低く吊る。青銅に金を混ぜるといい音色がするという。 山頂に寝姿の石仏がある。男女であるところが微笑ましい。


 

わずかな光でも写るはずのデジカメでも薄暗かった。修正ソフトの力を借りてここまでにしたが、最初は真っ暗な画面だった。

 

 

光州でも1,2を争うという高級料理店で「韓定食」の夕餉。建物の作りも立派だったし、庭の造形も良かった。





邪馬台国大研究・ホームページ/ 歴史倶楽部 / 全羅南道・馬韓の旅