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仏国寺 −伽耶・新羅の旅− 2001.10.12






 


		仏国寺(プルグクサ)− 韓国国宝・世界遺産 −
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		慶州の街の東南にある「雲を飲んで吐く」という意味の「吐含山」の麓にある。ここから山頂へ歩いていくと
		(車でもいいが)石窟庵がある。かつては壮大な伽藍を誇った寺院だが、16世紀末の「文録の役(壬辰の倭乱)」
		でそのほとんどを焼失、再建された現在の規模は当時の10分の1程度だという。 統一新羅時代(8世紀中葉)
		に建立され、隆盛を誇った韓国仏教文化の片鱗を垣間見る事が出来る。

 

 


		韓国を代表する寺院のひとつで、西方浄土を表現する美しい伽藍配置とそのスケールの大きさ、美しさで有名で
		ある。慶州に来てこの寺と、さらにその先の石窟庵を訪れなければ、慶州に来た意味がないと、どのガイドブッ
		クにも書いてある。

 

 



		青雲橋・白雲橋
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		仏国寺の大雄殿へ至る石段で、紫霞門に向かう2段構えの橋である。極楽殿前の蓮華橋・七宝橋とともに仏国寺
		最大の見せ場になっている。花崗岩を加工してつくられた石段で、下を青雲橋、上を白雲橋といい、いずれも
		石製の欄干が設けられている。
		景徳王代(742〜765)に仏国寺が再建された当時のものと推定されている。以前はこの橋を登って境内へ入っ
		たもののようだが、現在は保存のためか、立入禁止である。
		紅葉はまだ始まったばかりで、真っ赤に染まった木々から見る仏国寺とこの橋の写真は、どの案内書をみても
		掲示してある。それほど素晴らしいのだろう。あと2週間遅く来れば、その光景が見れたかも知れない。



 



 




		多宝塔 
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		新羅式異型石塔の傑作とされ、下層を方形平面、上層を円形(八角形)平面とし、そこから「多宝塔」と呼ば
		れる。この塔は、塔の形態が一般の新羅石塔と全く異なっているばかりでなく、その構成も木造建築を模した
		構成となっている。新羅様式の典型ともいえる三層石塔に対して、その極にある異型石塔の傑作といえるだろ
		う。

 


		釈迦塔
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		新羅式石塔。変わった格好である。異型石塔というらしい。確かに異形だ。多宝塔と対峙している。新羅式石
		塔は、様々な段階を経て、今日新羅式石塔と呼ばれる形態を完成させたようだ。塔を構成する各部材も、塔身
		の壁面と柱形が一つの石で造られるようになり、屋根蓋までも一石になっている。











 




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