三体石仏(サムチェソクプル)
===========================
三体石仏は、鮑石亭から南へ800m程行った所にある。駐車場から石段を登って行くと、林が切り開かれた小さな広場に大きな屋根
を持った三体石仏の立像がある。三国時代の末、6世紀あるいは7世紀頃の作と言われ、韓国最古の石仏のひとつである。
中央石仏が、高さ約 2.7mの釈迦如来像。左右は観音菩薩像で、特に左の菩薩像は二重の蓮華の上に乗っており、背中には5体の子
仏を浮き彫りにしている。
もともとはあちこちに点在していたものを、1923年に現在の所に集められた。7世紀頃の新羅を代表する仏像彫刻と言われ、中央
の釈迦如来像と右側の観音像は一つの石から掘りだしたものだそうである。 三体の仏像とも鼻が欠けているが、これは、石仏の
鼻を削って飲めば、病気が治るという言い伝えから、みんなが削り取ったものらしい。
しかしカラフルだ。韓国の建造物はどうしてこんなに色鮮やかなのだろうか。日本の寺院はこれと比較すると地味へんもいいと
こだ。
三体くらい腹に仏がいる? ほっとけ!
邪馬台国大研究・ホームページ/ 歴史倶楽部 −韓国の旅−/ 加羅・新羅の旅