2015年夏 フランス・ドイツ紀行 第十六日目 2015.6.22




	2015.6.22.(月曜日) 晴れ フランス最終日
	
	フランス最後の日。舞から、我々が昨日行った動物園は「私が言っていた動物園とは違う」とmailが来た。
	折角行ったというのになんたること。半日費やしたのに全く。







	今日は7時半に朝食。朝食時には奥方がいたが、別れと御礼の挨拶もそこそこに、そそくさと出掛けてし
	まった。仕事に出たのだろう。旦那はカメラマンだし、収入はおそらく不定期だろうから、我々の宿泊費
	もその不安定な収入の穴を埋める一部分なのだろうな。奥さんが出た後、宿泊費を精算する。135ユー
	ロX3=405ユーロ。6万円弱。結構いい値段だ。











	しばし休息して、今日は昨日出来なかったSHOPPINGに行くと言う。wifeはモンパルナスの何とか言う百貨
	店迄行くと言うので、私はこの周辺界隈を見て歩く事にして部屋を出る。オペラ座隣の百貨店で、哲平に
	ワインの試飲5本セット、チョコレート、ナポレオンのフィギュア等を買う。煙草コーナー出 CAMELを4
	個買った。日本円で1個1,0000円くらい。めちゃ高いので、1個はワシが吸うことにした。























	11:45〜12:00、wifeと地下鉄オペラ座駅入り口で待ち合わせ。wifeを待っている間、入り口側の雑貨屋の
	前でwifeを待っていると、中から雑貨屋のオヤジが出てきて、「もしかしたら日本人か」と聞いてきた。
	「そうだ」と答えるといろいろ話しだした。オヤジの話では、奥さんが日本人で家族は静岡にいるという。
	パリのこの店を継がねばならなくなったので、自分だけこのパリに帰って来たのだそうだ。年に2,3回
	静岡とパリを往復しているという。暫く話し込んで、Tシャツを2枚買う。「一枚分でいいよ」と大幅値
	下げしてくれる。WIFEの姿が見えたので、オヤジと別れを告げ部屋へ戻った。



その時買ったTシャツ。PARISのデザインが気に入っている。





これはどうも、wifeが行ったモンパルナスの百貨店の写真のようだ。





















	荷物の最終チェツクをして部屋を出る。3泊4日お世話になったこの部屋ともおさらばだ。主人に挨拶を
	して坂道を下り、オペラ座前の空港行きリムジンバス乗り場から空港へ向かう。



























	空港で待機中に雨が降り出した。前回もパリを去る日は朝から雨だったな。私の離仏で、フランスも泣い
	ているのだろう。モンマルトルを去るときパラパラしていたのだが、シャルル・ド・ゴール空港で本格的
	に降り出した。17:10分機内へ搭乗。17:32分離陸。









	大黒屋光太夫が、カテリーナ女帝に会うために数ヶ月掛けて横断したシベリア大平原の上空を飛んでいる。
	丸い球形の、地球の水平線が見える。白い雲雲の切れ目に、薄暗い灯りの中、町か畑か緑が見える。今か
	ら7時間余りの空の旅。眠ったり、食べたり、飲んだり、見たり聞いたり、の7時間。























	成田着後バスで東京駅へ向かう。八重洲に舞が迎えに来ていた。大丸の上でソバを食べ、土産を渡して舞
	と別れる。JR、モノレールと乗り継いで羽田空港へ。空港に着くなり、wifeはITコーナーに座り込ん
	で、タブレットと携帯をパコパコ。全く「携帯天皇のしもべ」だ。






















	2週間余りの、フランス・ドイツの旅が終わった。やれやれ、疲れ果てた。もうしばらく海外旅行はいら
	ない。 2015.6.23 PM3:21 羽田空港にて。