2015年夏 フランス・ドイツ紀行 第十日目 2015.6.16



	
	2015.6.16.(火曜日) 晴れ ドイツ・ハイデルベルグ城
	
	今日はハイデルベルグの街を歩く。ここにはハイデルベルグ大学があり、大学を中心に廻っている
	ような街だ。この大学はノーベル賞受賞者を8人も輩出しており、日本からの留学生も多い。昨日
	スーパーで我々の前に並んでいたのも日本の女子学生みたいだった。ヨーグルトを沢山買っていた。
	昨夜スーパーで買ったパンに、ハムを挟み朝食にする。ココはB&Bなのだが食事は付いてない。



	
	CHECK-OUTしてハイデルベルグの街へ行く。まず城を見に行こう。ラインの支流、カーネル川に沿っ
	てゆく。川の景色は素晴らしい。日本の川とは段違いに綺麗だ。ライン川といい、この支流といい、
	洪水は起きないのだろうか。あんなに川面と地面が同じ高さだったら、洪水が起きたら一発だと思
	うが。



	
	市の中心部にある駐車場に車を停め、ハイデルベルグ城へのケーブルカーの駅を探す。ほどなく駅
	が見つかり、1駅だけケーブルカーに乗る。城門をくぐって右手にお土産屋があった。後でここで
	哲平への土産を買ったが、そのまま進むと城内の広場のような場所にでる。素晴らしい眺めだった。





上右が土産物屋さん

































ハイデルベルク城から見下ろすハイデルベルク旧市街





















	
	ハイデルベルク城	出典:ウィキペディア

	ハイデルベルク城(Heidelberger Schloss)は、ドイツ連邦共和国バーデン=ヴュルテンベルク州
	ハイデルベルク市に遺る城趾である。ドイツで最も有名な城趾の一つであり、ハイデルベルクの象
	徴的建造物となっている。プファルツ継承戦争で破壊されるまで、この城はプファルツ選帝侯の居
	城であった。1689年にルイ14世の軍によって破壊され、1693年に一部だけが修復された。この城趾
	はアルプスの北側で最も重要なルネサンス建築の遺構を含んでいる。この城はケーニヒスシュトゥ
	ール(「王の椅子」)という山の北斜面、マイン渓谷の底から約 80mの高さに位置し、旧市街の風
	景を決定づけている。




















	
	十分城を見たので、もう街の見学はやめて、ニュールンベルグ近くのホテルを目指す事にした。
	エルランゲンという、ニュールンベルグから20km程北にある大学町である。例によって一般道
	や高速を入ったり降りたりしながら、古城街道をひたすら東へ走る。この街道はネッカー川(ライ
	ン川の支流)に沿って走り、途中からヤークスト川沿いになり、流域にある古城を巡るのに都合の
	いいハィウェイだ。だから「古城街道」と名付けられているのだろう。ドイツには殆どの街になに
	がしかの古城があり、街の歴史を教えるMUSEUMがある。




	
	川の流域は日本とは比べものにならない程美しい。街並みもどうしてここまで画一的に美的に作る
	のだろうか、ほんとに感心する。日本人とは根本的に「美」に対する感覚が違うのだろうと思う。
	30年ほど前、日本に来たフランスの建築家が、東京の街並みを空から見て「おぞましい」と言っ
	ていたTV番組を見たが、チマチマした家が建ち並ぶ東京の街は、いや日本中のどの都市も同様だ
	と思うが、ヨーロッパの建築家からみれば「おぞましい」街なのである。




	
	ハイデルベルグもそうだったが、エルランゲンは大学の街ということもあって、心なしか人々の顔
	が知的に見える。特に大都会では無く地方の大学街という事が、余計にそういう気になる。






















	
	ホテルの駐車場は玄関を抜け表へ出て、通りの角を右へ廻って3,4軒目の建物の地下にあり、鍵
	で駐車場の扉を開けてその中に駐車するシステムだ。駐車場の奥からどういう訳かホテルのフロン
	トへ戻れたので、鍵を受け取り部屋へ行くと、さっきのガレージの奥から上って来た石段が部屋の
	下に見える。駐車場へは一旦通りへ出て角を2つばかり曲がった建物の地下にあったのだが、その
	建物群も、全部ホテルの敷地内だったのだ。驚いた。暫し部屋で休憩して夕食へ。




	
	フロントの女性に教えて貰ったアスパラガスの旨い店と言うのを探す。WIFEがこの地方の名産であ
	るアスパラガスをどうしても食べたいと言うのだ。しかし2軒あったレストランの一軒は満杯で、
	もう一軒では「アスパラガスはシーズン・オーバー」と言われてしまった。wifeは悔しがるが如何
	ともしがたい。唐揚げのサーモンが入ったサラダと、DUCKの手羽先唐揚げを注文し、地ビールを飲
	む。




	
	料理の量はいつもながら、日本人には一皿二人分で丁度いい。西欧人があの皿を一人で食べてしま
	い、しかもアペタイザー)(前菜)に始まって、メイン、デザート、コーヒーと、コースを全部食
	べきってしまうのには、驚きは通り越して感心してしまう。男女とも、あの巨大な体はあれだけ食
	うから維持できるのだな。日本人も子供のうちから栄養価の高い物をどんどん食わせないとダメだ。
	団塊の世代などは、今から其れをやったら糖尿になるだけである。子供の頃からしっかり食わせて、
	しっかり運動させないと、ここにいる西洋人達には太刀打ちできる体にはならないかもしれない。











	
	旨いドイツ・ビールを2種類飲んで、ホテルへご帰還。wifeはWI-Fが繋がらないと騒いでいる。
	今回の旅は、宿とルートをネットで確認しながらの旅なので、NETに繋がらないと万事休すなのだ。
	私がやると繋がって、早速明日のルートを確認。私はテイラースイフトを聞きながら、即爆睡。