2010年夏 フランス紀行 2010.7.7 ラベンダー博物館(Musee de la Lavende)



	
	2010.7.7(水)曇り

	城壁に囲まれた芸術と文化の町アビニョンとその周辺には、広範囲に渡ってラベンダー畑が広がっており、毎年6月中旬から盛
	夏にかけて花が咲き揃う。我々はその季節のまっただ中に訪れたわけで、この時期はあたり一面にラベンダーの香りが漂い、周
	辺にラベンダー畑が点在する印象的な風景に出会える。アビニョンからプロヴァンスへの道は「ラベンダー街道」とも呼ばれて
	いて、ラベンダーはプロヴァンス地方のシンボルである。ラベンダー博物館のあるこの町はクストレという所のようだ。







かつて使われていた蒸留器と、蒸留した後の蒸されたラベンダー。これは乾燥させ、焼いて破棄する。





	
	入場料6ユーロで、トランシーバーガイドを貸してくれるが、日本語はなく英語版を貸してくれそうとしたが、どうせわからな
	いので断った。入口を入ると、ビデオがラベンダー蒸留法の歴史を教えてくれる。どのようにして精油が作られるのかが分かる。



	
	ビデオ上映は10分くらい。次の部屋が歴代のラベンダー製造機の展示室で、その隣がラベンダーグッズの店。エッセンシャル
	オイル、ポプリ、石鹸、ボディソープなど、相当な品揃えである。日本で買うよりだいぶ安いそうだ。
	あとでわかったが、この博物館は「南仏のシンボル、満開のラベンダーを満喫する日帰りツアー」などのコースにも組み込まれ
	ていて、結構有名なところだった。





















移動式蒸留器





















蒸されてエキスを抽出された後のラベンダー。乾燥させられて焼かれる。











	
	ショップ内のフランス人のおばさん達も、品選びに必死であったし。Wifeはここで娘や友人たちへの土産を買う。館内は洗剤や
	香料を造る機械が並んでいたり、ラベンダー栽培の歴史を解説したりだが、連れ合いはショップの方が興味ありそうだ。駐車場
	にはでかい蒸留器がポールの上に飾ってあった。











	
	永遠とも思えるような時間が過ぎて、Wifeがやっとレジに来たときには私はくたびれ果てていた。Wifeを待つ間、レジのオバサ
	ンと少し話したが、どこから来たのかと聞くので「ジャポン」と言うと、日本語で「ども、ありがとうございます。こんにちは。
	さよなら。」と知っている日本語を連発してきた。どうやら相当数の日本人がここにも来ているようだ。