僕がJazzを聞き出したのは、完璧にWifeの影響だ。結婚するまでは、もっぱらPOPS系か歌謡曲専門だった。青春時代は、 GSとBEATLESだったから、Jazzをじっくり聞くなんて事はあまり無かった。学生時代も山登りは一生懸命やったけど、音にはさ ほど興味は持たなかった。もっともワンゲルで、それまで知らなかった山や海の歌を一杯覚えたし、戦前戦中の愛唱歌なるものもず いぶんと歌わされたので、音に接していなかったわけではないけれど。 Jazz喫茶にもずいぶん行ったけれども、まだその頃はJazzの良さを見いだす程の大人では無かったのかもしれない。 Wifeが持ってきたテープ(オープンリールを山ほど持ってきた。)の殆どがJazzだったけれども、一番好きだったのは Jhon Coltrane と Ray Bryant だった。後で知ったのだけれども、この二人は日本でもファンが多いのだそうだ。 今Backに流れている Dave Bluebeck の TAKE5などは、レコードが擦り切れそうになるまで聞いた。Jazzボーカルも好きだ。 Jazzのボーカルは絶対女がいい。男もたまに聞くのはいいけれど、男の声ではアメリカ南部の綿畑や荒涼としたトウモロコシ畑 の情景は浮かんでこない。男の歌う SUMMER TIME など興ざめだ。 阿川泰子にも一時のめり込んだ。しかしこれは、今冷静に考えてみると、ただ美人だったからと言うだけのような気がする。
思うに、JazzをJazzらしくしているのは、SAXSOPHONE とBASE GUITAR ではないかと思う。大阪に、30年ほど続いている SUNTOY5 と言うJazzライブハウスがある。大阪のJazzの世界では有名人のアマチュア・プロが毎晩入れ替わり演奏しているが、 ここはBaseとPianoだけなのだ。たまにDoramが加わる事もあるが、まずBaseとPianoとボーカルだけである。原田康子などもたまに 歌っている。 Jazzは都会の音楽だ。田舎町の公民館でJazzを聞いても少しも感動しない。ビルのガラス窓越しに夜景を眺めながら、バ ーボンかスコッチのダブルをロックでやりながら、聞くのに最高の音楽だ。Jazzを好きな親しい友人と一緒なら言うことはない。 酔いが回る程に、心はニューオリンズへ飛んでいく。
上のファイルは全てMIDIファイルです。ブラウザでお聞きになる場合MIDI対応のplugーin(Cresend等)が必要です。 TAKE5 を演奏し終わるまで待ってから次の曲をリクエストして下さい。