2009年秋 南イタリア紀行(1) 9.17



関空からローマへ


	
	2009.9.17(木曜) 5:40AM

	昨夜は谷本前社長への「感謝の集い」だった。堂島のホテルで開催されたのだが、庄内藩の「三方代え」の酒井公の話をしたら大変喜
	ばれた。さて、4時過ぎに目覚めて荷物の最終チェツク。まだ酔いがさめないが、wifeがPCを旅行に持っていくというので対応に苦
	慮する。結局は重いのを持っていくことになったのであるが。


	
	今日から10日間イタリアである。タイ航空でマニラ経由バンコックまで。6:55、南千里から天下茶屋行きに乗る。7:35、天下茶屋着。
	南海電車で関空へ向かう。7:44天下茶屋発。8:20頃関空着。タイ航空の飛行機なので、4Fの国際線出発ゲートに並ぶ。例によって長
	蛇の列。Wifeが、日焼けクリームをゲートで差し押さえられてプンプン。容量オ−バーとの事。







	
	10:25発。離陸してすぐ眠り、1時間ほどで目覚めたら九州が見えた。飲み物サービスが来た。ナッツのつまみとハイネケン・ビール。
	これから3時間半ほどでバンコックとのアナウンスがある。機内で封切ったばかりの映画「ナイト・ミュージアム2」を見た。窓の外
	は、白い雲と青い海ばかり。13:50頃マニラ空港に到着。荷物を持ち、席を立って機内をでて待合室へ。14:30頃、再搭乗。掃除がすん
	でまた空の旅。まだぜんぜん腹減ってないのに、再び機内食。前の席の若い夫婦が、傍若無人に座席を倒しやがって、少々ムカついた。



	
	18:20頃バンコック着。ここからローマへの出発は午前零時である。日本とは2時間の時差があるので、今日本はPM5時頃である。あと
	7時間ほどある。安い航空券を買うとこれだからなぁ。





	
	ここで今回最初の失敗。トランジットなのに入国手続き(immigration)をして、トランジットアリアから出てしまったのだ。勿論、
	空港内ではあるのだが、手続きをしてしまったので、いったんタイへ入国してしまったことになった。ローマ便へのチェツクインに行
	くと、トランジットエリアを出てしまったので空港使用税1,400パーツ(二人分)が別途必要だという。約45ドル、一人2,100円ほど。
	何ということ!



	
	それならというので、しばし空港内をうろうろするが、空港内には面白いところがなんにも無く、wifeはバンコックに住む友人に電話
	したりしているが、バンコックまで行って戻ってくる時間もないので、所在無しにブラブラしてチェツクインをすませた。
	出国手続きをしたので、正式にタイに入国して出国したことになった。長時間、待合室でTVを見た。「アニマル・プラネット」で何
	回も見た「ジ・アース」の再放送をやっていた。



	
	やっと1時間前になったので出発ゲートへ行くと、まさにイタリア人の列。明らかにイタリア人とわかる顔立ちである。タイにこんな
	にイタリア人がいるのかと驚いた。搭乗者のほとんどがイタリア系である。神父さんやシスターたちも大勢乗っている。サンドラブロ
	ック主演の映画「私と結婚しなさい。」を2度も見た。日本からバンコックまでの飛行機には日本語字幕がついていたが、ここからの
	便にはない。





	
	何時間経ったかわからないほど時間が過ぎて、飛行機はやっとローマ空港に着陸した。途中、地中海やイタリアらしきところが見えて
	いたが、ほとんど真っ暗で、どこがどこかは皆目わからず。ローマ時間6時AM、ローマ空港到着。荷物を取りにゲートへ向かう。


	以下が、我々の今回の旅のルートである。事故にはあったけれども、毎日嬉々として運転しているので、「一寸替わろうか?」とも言
	えない。運転してみたいという気もあるのだが、言えば途端に不機嫌になって、その日一日面白くないことが目に見えているので黙っ
	ている。2人きりで海外旅行に来て、相方の不機嫌ほど面白く無いものはない。むしろ苦痛と言って良い。今まで何度、「もうこいつ
	とは金輪際旅行には行かん。」と思ったことか。
	夫婦円満の秘訣は、「賢者が愚者を思いやる」ことであり、「ヤバい」と思ったら関わらない事である。古人曰く、「君子危うきに近
	寄らず」。けだし名言である。