第四日目 協和温泉から支笏湖畔へ 2016.6.14


	6月14日(火)曇り

	今回の旅で、私が主に行きたかったのは、知床半島、白滝の黒曜石遺跡、白老のアイヌ博物館だが、wifeは
	知床・羅臼だ。私は旭川の旭山動物園も行ってみたかった。そこで東西にだいぶ離れてはいたが、無理して
	この主要拠点を中心にルートを決めたのだ。なので一日の移動距離は結構長くなり、平均300kmくらい
	だっただろうか。或いはもう少し長かったかもしれない。それでも途中ちょこちょこ立ち寄っては、買い物
	をしたり名物を食べたりはしたので、ツアー旅行よりは面白かったと思う。尤もwifeは、ルート設定に大分
	苦労していたようではあるが。
	いよいよ、今日と明日の午前中で、今回の北海道の旅も終結である。今夜の宿は支笏湖だ。昨夜泊まった協
	和温泉のきのこ料理は旨かったが、果たして再度訪れる事があるだろうか?



朝食後、行きたかった旭山動物園へ行く。ここから30分だ。動物園に近いというので昨夜はこの温泉に泊まったのだ。








動物園を出て、大雪山系の山並みを眺めながら,富良野に寄り、札幌で給油して、一路支笏湖を目指す。
北海道ならではの交通標識、「ココまでが道路ですよ−指示棒」はどの道にも設置されている。冬を彷彿とさせる。



大雪山系と水田。
100年前まで北海道には水田が無かった。と言うか稲作そのものが無かったのだ。それが今や生産高では日本一になった。





上をクリックして貰えば、もっとwideな大雪山系が見れます。




	道すがら、wifeが簡易野菜売り場や道の駅やほくれん(JA)直営店などを巡って、アスパラを初めとした
	北海道の野菜を見て回る。























近所の野菜即売上で売っているのはじゃがいもだが、今は旬ではない。富良野は野菜も一大生産地なのだ。







その内の1つのファームに寄ってみる。



お、ラベンダーだ!と思ったが、wife曰く「これラベンダーとちゃうよ」。そういえば仏のプロウ"ァンスでみたのとは違う。



聞けば似たような香料用植物で、石けん(?の字は当用漢字ではないのか!)等の香り付けに使うらしい。











有名な「富田ファーム」にも寄って見る。ここの創設者(富田氏)が富良野にラベンダーを根付かせた。










	札幌で給油した後しばしドライブ。森林地帯の中を抜けた所に、支笏湖湖畔の宿「丸駒温泉」があった。
	林の中の湖畔に佇むオーソドックスな旅館。ここはwifeが昔父(岳父)と北海道を旅行した時泊まった宿
	で、良かったからもう一度泊まりたいというので予約したそうな。それにここは明日行く白老(しらおい)
	のアイヌ村に近いのだ。夕食もやたら品数が多かったが旨かった。









この宿を創設した開拓者の偉業が、パネルにしてフロント横に飾ってあった。百年か。北海道の百年はイバラの道だもんね。



wifeは昔、父親と北海道旅行した時この宿に泊まった事があると言う。それで予約したのか。



部屋から見た支笏湖伴。ボートが係留してある。この湖は日本で一番深い。透明度は、摩周湖に次いで日本で二番目だ。



















	私は風邪が少し酷かったので、今夜は入浴は止めて明日の朝でも入ろうかと思う。一昨日の羅臼の露天風
	呂でどうも風邪を貰った様な気がする。wifeが先に入ったが一時間経っても戻ってこない。私よりも長風
	呂ではあるが、今まで一時間も入っていたことは無い。心配になって見に行こうとしたら戻って来た。旅
	館にも露天風呂はあるのだが、そこから5分ほど歩いて行ったところに「野外露天風呂」というのがあっ
	て、湖に手を伸ばせば届くような所らしい。勿論浴衣を着直して歩いて行くのだ。風邪引いてなければ行
	くのになぁ。北海道最後の夜が更けて行った。



食事が終わり、風呂にも入って部屋に戻ると、支笏湖はすっかり夜の帳に覆われている。北海道最終夜である。

北海道の旅・トップ  歌:水原浩