2000.7.2(日曜) 晴 Last Day in London 今日はヒースロー空港へも地下鉄に乗るので1日乗車券をゾーン6まで買う。一人4.7£。 (1日乗車券は距離によりゾーン1,2とゾーン3,4、ゾーン5、ゾーン6の4種類に分かれている。 一番高いゾーン6用でも800円ほどである。実に安い。 Padintonの駅でANAのCheck-inをする為に、ロンドンの東から西へ向かう。窓口へ行って航空券とPassportを見せるだけ。実に簡単。 これで重い荷物もなくなったし、夕方まで最後のロンドン見物に行く。
9時半頃パディントンからロンドン橋へ向かう。ロンドン橋からバスに乗り、バッキンガム宮殿へ。 地下鉄の1日乗車券でロンドン市内バスも乗り放題。しかも今日はゾーン6までの券を買ってあるので、どこまで乗ってもよい。 実にうまく出来たシステムのようだが、金を払っていない奴も相当いるように思える。 飛び乗って飛び降りたりしても全然分からないような気がする。時々車掌が2階へ上がって行くが、 この時飛び乗って1階に座ってしまえば、どこで飛び降りても分からない。何か、おおらかと言うかいいかげんと言うか、 料金徴収ではずいぶんいいかげんなシステムのように思えるが、利用者からすれば便利である。
バッキンガム宮殿で、儀礼兵達の交代式を見て再び大英博物館・National Museumへ行く。 大英博物館は私が、National Museumは啓子が、それぞれもう一回見たいと希望したのだ。いずれも見尽くすと言う事はない。 膨大な資料のその一部を見るだけに過ぎない。 1週間ばかり、ここだけを見尽くす目的で滞在すれば或いは可能かもしれないが、収蔵庫に入っている資料までは見れない。 今回もアジアやアフリカのコーナーは全く見学する時間がなかった。 4時頃Knight Bridgeからヒースロー空港へ向かう。Check-inは既に済ませてあるので、長蛇の列には並ばなくてすんだ。 VAT(関税)の返還手続きを済ませて、免税店でタバコ・化粧品等を買って待合室へ入る。 (*)VAT......英国では、旅行者がものを買って支払った税金(消費税)は英国を離 れるときに申請すれば戻してくれる。勿論審査の上後で口座へ振り込 んでくれるのだが、店によってはこの申請用紙を用意していない所も ある。買ったときに「VAT用紙はあるか?」と聞いてあれば店のはん こをもらう必要がある。だいたい50£から100£位買うとVAT用紙を 渡してくれる。この辺りの裁量は店に任されている。 哲平から両切りのCAMELを頼まれていたが、最後の免税店でやっと買うことができた。 個人で持ち出すことのできるタバコは一人2000本(10箱入り1カートン)という制限があるが、税関のCHECKはあってないようなもので、 あれならもっとたくさん買ってくれば良かった。 それにしても英国ではタバコが高かった。殆ど全種類のタバコが1箱(20本入り)4£である。 約680円だ。恐るべき値段。それに、タバコに「健康をそこなう」という文句とともに、「タバコはガンを引き起こす」と印刷されている。 社会全体で、タバコを毛嫌いしている。 「健康」と言えば世を挙げて健康ブームへ走り、「禁煙」と言えば一斉に禁煙運動に走る。欧米人も全く極端だ。
帰りはトランジットはなく関西国際空港まで直行。今回は機内で窓際だったが、昨夜二人とも寝ていないので、殆ど寝るか食うかしていた。 日本時間7月3日の午後2時半、予定通り関西空港に着陸。 飛行機を降りるなり、とてつもなく暑い!全く暑い。なってこった。 いきなりスコットランドの山々が目の前に浮かんできた。