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鳥撮り日記 NO5.20170116 南千里 牛首ケ池
2017年1月16日 アヒル・カイツブリ・ツグミ
アヒル 出典:ウィキペディア
<分類>
界 : 動物界 Animalia
門 : 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
綱 : 鳥綱 Aves
目 : カモ目 Anseriformes
科 : カモ科 Anatidae
属 : マガモ属 Anas
種 : マガモ Anas platyrhynchos
品種 : アヒル
学名 Anas platyrhynchos var.domesticus
和名 アヒル
英名 Domestic Duck
アヒル(鶩、または家鴨)は、水鳥のカモ科のマガモを原種とする家禽で、生物学的にはマガモと同種である。
ヨーロッパや中国などで飼育が始まり、飼育が容易なこともあり、世界中で幅広く飼育されている。
野生のマガモを飼いならして家禽化するうち、個体や品種にもよるが、体が大きく重くなり、翼は小さくなって
数メートルほどしか飛ぶことが出来なくなった。また、体形も太ったもの、直立して歩くものなど色々変化した。
アヒルは年間で150?200個の卵を産む。産卵は特に春が盛んである。卵の大きさはニワトリのものよりやや大き
く、殻の色は極薄い緑色である(色名ダックエッググリーンの由来)。 産卵から30日弱でヒナが孵化する。ただ
アヒルは卵を産んでも、抱卵しない個体もあるため確実に卵を孵すために孵卵器を使うことが多い。その他、抱
卵性の残っている矮鶏や烏骨鶏等の卵に混ぜて、ニワトリに暖めさせる方法もある。
生まれたヒナが卵を産むようになるのは生後5ヶ月?6ヶ月。繁殖が可能になる性成熟は雌で生後6ヶ月−7カ月頃。
雄は性成熟が雌に比べてやや遅い。
発情期は早春から秋にかけてであり、水上や陸上など場所を問わず交尾する。雌を巡って雄どうしが激しく争う
こともある。
食性は雑食性で、家禽用の穀物類を主にした餌のほか、人間の食べる野菜類や果物、食肉など、個体差はあるも
のの、基本的には何でも食べる。ただし、食べるからといって何でも与えるのはアヒルの健康のためにはよくな
いとされている。
家禽から野生化したものは、草の新芽や、小型の昆虫類、土壌動物などを捕食する。アヒルはつがいになると共
に長く暮らすことがあるが、一生同じ相手と過ごすとは限らない。 野生化したものは淡水域で暮らすことが多
いが、原種のマガモは海上で暮らすこともできるため、アヒルも海上で暮らすことができる。
野生のものは飼育下のものに比べ産卵の頻度が低い。寿命は5 - 20年ほど。 野生、家禽に関わらず、ネコやイ
タチなどに捕食されることがある。
家禽のため主に飼育下で生息するが、中には家禽が野生化したものも見られる。野生化したものは、池や沼地、
河川のそばなど淡水域で主に暮らす。日本の公園などにも幅広く生息している。
成鳥は全長50 - 80cmほどで、体重は3.0 - 5.0kg前後のものが多く、生態のところで述べてあるように、マガモ
と比べると大型である。雄より雌の方がやや小さい。 生まれたばかりのヒナの体重は70g前後。
嘴は黄色が主で、幅が広いいわゆる「アヒル口」の形をしている。上下には細かいギザギザがあるため、獲物の
虫をくわえとったり、雑草の新芽を切り取ったりするのに利用する。
足は黄色やオレンジ色で、大きな水かきを持っている。細い木の枝などにつかまることはできない。 体温は摂氏
40.0 - 41.5度ほど。
ガチョウと似ているが、ガチョウはアヒルよりひと回り大きい。またガチョウの首が長く直立しているのに対し、
アヒルの首は「乙」の字型で短い。
アヒルとマガモの交配種が、アイガモである。別名ナキアヒルとも言われている。アイガモは飛ぶことが出来る。
アヒルは野生化した個体であっても、飛ぶのは苦手である。30年程前、三重県度会郡小俣町(現在は市町村合併
により伊勢市小俣町)の小俣小学校にてガチョウとの交配種が生まれ、ガヒルと名付けられた。当時のクイズダ
ービーのクイズ問題にもなった。アヒルと同じ外見であるが、尾周辺の羽に黒い斑点のあるものであった。当時
は学内で1個50円でガヒルの卵が売られていた。
一般的にアヒルは卵を温めないと言われているが、マガモの血が濃いアヒルは卵を温めることが多々ある。マガ
モの血が濃いアヒルの雌は嘴に黒い斑点が出来ることで判別できる。
カイツブリ 出典:ウィキペディア
<分類>
界 : 動物界 Animalia
門 : 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
綱 : 鳥綱 Aves
目 : カイツブリ目 Podicipediformes
科 : カイツブリ科 Podicipedidae
属 : カイツブリ属 Tachybaptus
種 : カイツブリ T. ruficollis
学名 Tachybaptus ruficollis (Pallas, 1764)
和名 カイツブリ
英名 Little grebe
カイツブリ(鳰、??〈へきてい〉、Tachybaptus ruficollis)は、カイツブリ目カイツブリ科カイツブリ属
に分類される鳥類。全長約26cmと、日本のカイツブリ科のなかではいちばん小さい。
アフリカ大陸、ユーラシア大陸の中緯度以南、イギリス、インドネシア、ソロモン諸島、日本、パプアニュー
ギニア、フィリピン、マダガスカルに生息。多くは留鳥であるが、北のものは生息場所の凍結を避け、南に移
動する。日本では、本州中部以南では留鳥として周年生息するが、北部や山地のものは冬に渡去することから、
北海道や本州北部では夏季に飛来する夏鳥となる。
全長は25-29cm。翼開長40-45cm。体重130-236g。尾羽は非常に短く、外観からはほぼ判別できない。翼の色彩
は一様に黒褐色。嘴は短めでとがり、先端と嘴基部に淡黄色の斑がある。虹彩の色は、日本の亜種は淡黄色で、
ヨーロッパの亜種は黒褐色。
夏季には夏羽として頭部から後頸が黒褐色で、頬から側頸が赤褐色の羽毛で覆われる。体上面は暗褐色。また
嘴の色彩が黒く、斑が明瞭。冬季には全体として淡色な冬羽となり、頭部から体部にかけての上面は暗褐色で、
下面は淡褐色。頬から側頸も黄褐色の羽毛で覆われる。嘴の色彩は暗灰色で、斑が不明瞭。幼鳥は頭部や頸部
に黒や白の斑紋が入り、嘴の色彩が赤い。
足は体の後部の尻あたりから生えており、歩くには非常にバランスが悪いが、足を櫂のように使って潜り泳ぐ。
流れの緩やかな河川、湖沼、湿原などに生息し、まれに冬季や、渡りのときには海上で見られることもある。
主に水上で生活して、ほとんど歩くことはない。 川中の浅瀬を横断するために歩く姿が見られることもあるが、
歩くのは非常に不安定のようである。 足は歩くためではなく櫂の役割のためにあるとみられ、足が生えている
位置もほかの水鳥とは違い 尻付近から出ている。 泳ぐ姿は上から見ると、カエルの後ろ脚のように使う。
食性は主に動物食で、魚類、昆虫、甲殻類、貝類などを食べる。巧みに潜水して獲物を捕食する。1回に平均15
秒前後(状態により数秒から30秒)潜水し、およそ秒速2mで泳ぐとされるが、最高で水深2メートルまでと深
くは潜らない。
淡水域で繁殖し、繁殖期には縄張りを形成する。水辺近くの水生植物や杭などに水生植物の葉や茎を組み合わ
せた逆円錐状の巣を雌雄で作り、4-12月に1回に4-6個の卵を年に1-3回に分けて産む(日本では主に4-7月繁殖)。
雌雄交代で抱卵し、抱卵期間は20-25日。卵は白いが次第に汚れて褐色になり、親鳥が巣を離れる際には卵を
巣材で隠す。早成性で雛は泳げ、孵化後約1週間で巣から出るようになる。小さいうちは親鳥が背中に乗せて保
温や外敵からの保護を行い、雛を背中に乗せたまま潜水することもある。雛は自分で採餌できるようになるま
で親鳥より餌の捕えかたを教えられ、その後追われるようにして独立を促されて、およそ60-70日で巣立つ。
雛は生後1年で性成熟する。
冬季には20-30羽からなる群れを形成することもある。あまり飛ばないが、飛翔の時には水面を蹴り助走した後、
通常低く飛ぶ。鳴き声は、キリッキリッ、キリリリと鋭く鳴き、繁殖期には雌雄が鳴き交わす。警戒時にはピッ
と強く短い声を発する。
標準和名「カイツブリ」は、水を「掻いて潜る(掻きつ潜りつ)」が転じたか、「カイ」は、たちまちの意で、
潜る時の水音が「ツブリ」に転じたとする説が有力。さらに瓢箪のような体の形などから「櫂(かひ)と瓢
(つぶる)」との説や、繰り返し頭から潜る「掻き頭潜(つぶ)り」などの説もある。この「かいつぶり」の
和名は室町時代以降みられるになった。古名の「ニオ(にほ)」は水に入る鳥が転じたのが由来。奈良時代に
は「にほどり」「みほとり」と称されていた。漢字「鳰」も「水に入る鳥」を意味する会意字。和製漢字であ
る。
琵琶湖は古くから本種及びカイツブリ目の構成種が多かったことから、「鳰海(にほのうみ)」の別名がある。
これは水鳥が集まる湖の意味で、その由縁から、カイツブリは滋賀県の県鳥に制定されている。また、埼玉県
三郷市の鳥になっており、市のマスコットキャラクターの「かいちゃん」と「つぶちゃん」はカイツブリをモ
チーフとしている。
長く水中に潜っている意から、万葉集では息長川(現天野川 (滋賀県))の枕詞として登場する。本種の脂肪は、
刀のさび止めに使われた。井の頭自然文化園が、日本動物園水族館協会の平成22年度繁殖賞(自然繁殖部門)
を受賞した。
オオクチバス(通称ブラックバス)は貪欲で、本種の雛も餌となりうる。オオクチバスが確認されて本種が繁
殖しなくなった池でオオクチバスを駆除すると、本種が再び繁殖するようになったことが報告されている。
<参考文献>
安部直哉 『山渓名前図鑑 野鳥の名前』、山と溪谷社、2008年、96-97頁。
環境庁 『日本産鳥類の繁殖分布』、大蔵省印刷局、1981年。
桐原政志 『日本の鳥550 水辺の鳥』、文一総合出版、2000年、22頁。
黒田長久監修 C.M.ペリンズ、A.L.A.ミドルトン編 『動物大百科7 鳥類I』、平凡社、1986年、176頁。
高野伸二 『フィールドガイド 日本の野鳥 増補改訂版』、日本野鳥の会、2007年、26-27頁。
『山溪カラー名鑑 日本の野鳥』 高野伸二、山と溪谷社、1985年、14-15頁。ISBN ISBN 4-635-09018-3。
高野伸二 『カラー写真による 日本産鳥類図鑑』、東海大学出版会、1981年、187頁。
中村登流監修 『原色ワイド図鑑4 鳥』、学習研究社、1984年、141-142、182頁。
真木広造、大西敏一 『日本の野鳥590』、平凡社、2000年、15頁。
『小学館の図鑑NEO 鳥』、小学館、2002年、15頁。
クリックするとツグミンの動画が見れます。
ツグミ 出典:ウィキペディア
<分類>
界 : 動物界 Animalia
門 : 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
綱 : 鳥綱 Aves
目 : スズメ目 Passeriformes
科 : ツグミ科 Turdidae
属 : ツグミ属 Turdus
種 : ツグミ T. eunomus
学名 Turdus eunomus Temminck, 1831
英名 Dusky thrush
ツグミ(鶇、学名:Turdus eunomus)はツグミ属に分類される鳥類。かつてはハチジョウツグミの亜種として
Turdus naumanni eunomus の学名を与えられていたが、独立種として分離された。中華人民共和国南部、台
湾、日本、ミャンマー北部、ロシア東部に分布。
夏季にシベリア中部や南部で繁殖し、冬季になると中華人民共和国南部などへ南下し越冬する。日本では冬季
に越冬のため飛来(冬鳥)する。和名は冬季に飛来した際に聞こえた鳴き声が夏季になると聞こえなくなる
(口をつぐんでいると考えられた)ことに由来するという説がある。日本全国で普通に見られる。
全長約 24 cm。翼開長約 39 cm。色彩の個体変異が大きく、ハチジョウツグミとの中間型もいる。嘴の色彩は
黒く、下嘴基部は黄色。後肢の色彩はピンクがかった褐色。
頭頂から後頸の羽衣は黒褐色、背の羽衣は褐色。喉から胸部は淡黄色、胸部から腹部の羽衣は羽毛の外縁(羽
縁)が白い黒や黒褐色。尾羽の色彩は褐色や黒褐色。翼の色彩は黒褐色で、羽縁は赤褐色。雌雄ほぼ同色であ
る。
平地から山地にかけての森林、草原、農耕地などに生息する。越冬地ではまず山地の森林に群れて生息し、そ
の後に平地へ移動し分散する。鳴き声(地鳴き)が和名の由来になったとする説(この場合、ミは「鳥」や
「群れ」を指すメがなまったとされる。)もある。福井県の指定の鳥であり、秋になるとシベリア方面から渡
来する。食性は雑食で、昆虫、果実などを食べる。農耕地や河原などの開けた地表で採食を行う。
<参考文献>
『ひと目でわかる野鳥』 中川雄三(監修)、成美堂出版、2010年1月。ISBN 978-4415305325。
高木清和 『フィールドのための野鳥図鑑-野山の鳥』 山と溪谷社、2000年8月。ISBN 4635063313。
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