Music: NYのゴースト
鳥撮り日記 NO20.2017.3.28 高町小池でカワセミのプロポーズ



	2017年3月28日 高町小池から高町池へ

	昨日延長15回で引き分けた福岡大濠と滋賀学園の試合が11時からだったので、それに間に合うように帰っ
	て来る積もりで walkingに出た。しかし高町小池でカワセミに出会い、しかもしきりにプロポーズをしてい
	る場面に出くわしたので、11時までには戻れなかった。しかし5−3で大濠がリードしていてそのまま逃
	げ切ったので良しとしよう。今年の選抜は大阪も福岡も2チーム参加しており、しかもいずれもがベスト8
	にまで残って居るので、応援する側としては非常に微妙だ。生まれ故郷か、納税先かという選択だ。

	高町小池の大きな木の枝にアオサギがいた。しきりに毛繕いをしているので動画に撮った。今日は遊歩道に、
	鳥撮り仲間が一人もいない。いつもは大抵誰かがいるんだが。ひとりノンビリと鳥の訪れを待つ。







やがて池の中で魚を探し始めたが、アオサギがいた木の下を見ると何やら青い点が見えた。



	
	カワセミだ。今日はカワセミを撮ってやろうと出掛けてきたのだが、しょっぱなに出合うとは。LUCkY! 
	と撮りまくる。私がじっとシャッターを押し続けているので、walkingのオバサンが立ち止まって見ている。


	
	おかしい。全然他の枝や木に移ろうとしない。魚を獲ろうと水面を見つめてもいない。何か変だなと思って
	いると、「チィッ、チィッ」とカワセミの鳴き声がする。そうか、近くにメスがいるんだ。



さて何処にいるんだろうと眼をこらすが分からない。鳴き声は続いている。そのうち太い木の枝へ移った。







しきりに右、左と顔を動かす。たぶん直ぐ側にいるんだな。



気配をかぎつけてか、遊歩道にはいつの間にやら10人程のギャラリーが。しかい一番いい場所に居るのは私だ。





来た来た来た。しかしお互い、なかなか近づこうとしない。プレゼントの魚も持ってないし。







お互いに見つめ合ったり、顔を背けあったりが5分ほど続いた。




	
	すると突然「キィキィーっ」と甲高い声がしてバトルが始まった。このやり取りの意味は良くわからない。
	通常はオスが捉えてきた魚をメスにプレゼントして、メスが気に入れば受け取るが、気に入らなければ飛び
	去ってしまう。何も持たずに飛び掛かるのは何か別の意味があるのかな。


	
	2,3度繰り返していたが、ギャラリーのオバサン達も小声で、「あーぁ、逃げられて」とか「魚はどうし
	たんかね?」「なんでプレゼント上げないの?」とかささやきあっている。こう言う場面をもう何回も見た
	んだな。



			
			そのうちメス(たぶん)が居無くなり、オスはしばらくその場にいたが、やがてどこかへ
			飛んで行った。

			気がつくとギャラリーの中に、いつも私に「ほら、今撮した動画や」とか「惜しかったなぁ、
			いま飛んで行ったわ」とか言う鳥打ち帽のオヤジがいて、私はこのオッサンは苦手なのだが、
			今日は反対に私が、「ほらほら、この写真、二匹並んで撮れましたで」と見せたら、悔しそ
			うな顔をした。おばはん達が「うわー、綺麗に撮れてますやん」とか「良かったねぇ−、え
			え場所に居はって」と褒めるものだから、オヤジの顔はますますゆがんできた。度量の狭い
			男じゃ。








高町池で


	
	下の池のアオサギとは違う、この高町池にほぼ常駐しているアオサギが鉄柵の上に止まっていた。
	オジサンがすぐ側を通っても全く動じない。しかし私が近づくと、大きく羽ばたいて向こうへ飛ん
	でいってしまった。









帰り道、コゲラがドラミングしていた。





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