<伊丹市立図書館>
施設情報
愛 称 ことば蔵
前 身 伊丹市図書館(1951年 - 1972年)
専門分野 総合
開 館 2012年7月1日(旧本館は1972年7月22日)
所在地 〒664-0895 兵庫県伊丹市宮ノ前三丁目7番4号
蔵書数 本館・約26万冊 北分館・約5万3000冊 南分館・約9万3000冊(2006年3月31日時点)
伊丹市立図書館は、兵庫県伊丹市宮ノ前宮ノ前三丁目にある公立図書館。愛称はことば蔵(ぐら)。
1972年(昭和47年)に伊丹市立博物館と併設される形で開館した千僧1丁目の旧本館老朽化と蔵書数の増加に伴う狭隘化、IT化への
対応を目的として、2012年(平成24年)7月1日に開館した。開館に伴い、伊丹市在住の芥川賞作家・田辺聖子が名誉館長に就任して
いる。1951年(昭和26年)に開館した前身の伊丹市図書館から数えて3代目の本館となる。地上4階・地下1階建てで伊丹郷町の酒蔵を
イメージした外観になっており、愛称の「ことば蔵」は一般公募により決定した。本館の場所はかつて剣菱酒造の酒蔵が建っていた
場所で、昭和初期に剣菱が神戸市東灘区へ移転してからも長らく同社が土地を所有していた。跡地が伊丹市へ売却された後は、1998
年(平成10年)から2010年(平成22年)まで季節限定の花摘み園が設置されていた。
交通アクセス阪急伊丹線伊丹駅より北東へ徒歩15分
JR西日本福知山線伊丹駅より北西へ徒歩12分
伊丹市バスを利用の場合、上記のいずれかの駅より25系統・大阪国際空港行きに乗り宮ノ前バス停で下車、猪名野神社の参道(伊丹
商工プラザとアイフォニックホールの間)を北へ徒歩5分(猪名野神社の南隣)。
市内の南北に分館2箇所と分室2箇所が設置されている。1964年から市内を巡回する自動車文庫(移動図書館)サービスも実施されて
いたが、1999年を以て廃止された。
猪名野神社裏手の緑地帯で昼食を取り、上搨ヒ(女郎塚)砦を見に行こうとしたら、神社の鳥居の向こうに「ことば蔵」という土蔵
らしき建物が見えて、なんと図書館だと言う。丁度「荒木村重展」をやっていたので見ていこうという事になって見学したが、全編
説明文と写真のパネルで、読むのに時間が掛かった。解説の他に古文書とその口語訳などもあって、展示は小さなスペースなのだが、
全部読み終わるには1時間ではきかなかった。一応写真も撮ったが、マクロではないし一眼レフでも無いので、写りはあまり良くな
い。しかし荒木村重の台頭から終焉までを解説していて、ここへ来れば「荒木村重の全てがわかる」という感じだった。
青線で囲った解説はクリックすれば拡大するが、拡大しても巧く読めない所もある。平にご容赦。
ここで伊丹博物館の案内を見て、行く予定だった上搨ヒ砦(古墳)見学は止めて、急遽「伊丹博物館」見学に切り替えた。小回りの
効く所が我が倶楽部の良いところである。博物館まで歩いて20分くらい(だったかな?)。なかなか充実していていい博物館だっ
た。それにしても、この図書館のあった場所が、私がかって一番好きだった日本酒「剣菱」の酒蔵だったとは知らなかった。私が大
阪へ来た40年ほど前は、この酒は辛口で実に旨かったのだが、次第に拙くなって(おそらくは混ぜ物をしているのではないか?と
思うほど)、もう飲むのを止めて仕舞った。昔の剣菱は旨かったなぁ。