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猪名野神社
伊丹郷町から猪名野神社を目指して整備された町並みを歩いていると、神社の前に金剛院というお寺があった。
入ってみたが、寺だと思うが中に鳥居があって、「神仏習合」の名残なのかそれとも何か由緒があるのかよく分からなかった。
うぅ〜ん、寺だと思うんだがなぁ。寺の境内に鳥居とはいかにもそぐわない気がする。ま、しかし日本らしいとも言える。
薬師如来も弁財天も居るし。
<猪名野神社(いなのじんじゃ)>
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戦国時代、荒木村重の居城「有岡城」の惣構(がまえ)北端を防御する「きしの砦」。西側には土塁が残っている。
JR伊丹駅西側の有岡城本丸跡とともに国指定史跡となっている。江戸時代、きしの砦跡に築かれた猪名野神社は、
伊丹郷町の氏神。祭神は牛頭天王。明治以降、素盞嗚(すさのお)神。本殿は貞享3年(1686年)建立。境内には
酒造家・商人らの寄進した97基の石灯篭が並んでいる。
元禄16年(1703年)以降、「お渡り」という祭礼が行われていたことが「猪名野神社神幸絵巻」(市指定文化財)
に描かれている。また、境内にあるムクロジ(無患子)は、樹高約13.5メートル(指定時)の巨木で、昭和61年に
市指定文化財となっている。
<猪名野神社>
主祭神 猪名野坐大神(素盞嗚尊)
創建 不明(904年(延喜4年)との説あり)、1686年(貞享3年)本殿建立
例祭 春祭4月23日、夏越祭6月30日、夏祭7月16日、秋季例大祭10月13、14日
<本殿>
猪名野神社は、兵庫県伊丹市に鎮座する神社。猪名野坐大神(素盞嗚尊)を主祭神とし、誉田別尊ほか4柱を配祀する。
言い伝えによれば、904年(延喜4年)の創建という。1686年(貞享3年)に本殿が再建されている。戦国時代に有岡城
の北端に位置し、惣構えの「岸の砦」が置かれていた。本殿裏に鎮座する末社の北側と境内西側を南北に走る道路の間
に土塁が残っている。拝殿には清酒発祥の地伊丹に関連する酒造業者の酒樽が寄進されている。境内には小規模な公園
があり「伊丹市立相撲場」の土俵が設置されている。毎年、市内在住の小学生を対象とした相撲大会が開催されている。
このあたりが「岸の砦」の土塁跡のようだ。何も案内が無いのでしかとは不明。
本殿周辺には、摂社、末社が幾つも並んでいる。
郷土の俳人、鬼貫の句碑もあった。
上島鬼貫(万治四年(1661)〜元文三年(1738)は伊丹の有力な醸造家に生まれ、早くから俳諧に親しんだ。25歳で大坂
に出て、筑後の三池藩などに経済担当として仕えた。俳諧については、当時流行の伊丹風にあきたらず、「まことの外
に俳諧なし」と主張。東の芭蕉、西の鬼貫と並び称されている。
「鬼貫」は「おにつら」と読み「キカン」ではない。生涯貫いた俳号である。初めしばらくは「鬼つら」(きわめて稀
に「ヲニ貫」)と書いたことがあるが、以後ずっと「鬼貫」、晩年には「おにつら」と称した。
当時は、まだ俳諧は和歌の下に見られており、和歌の貫之に対して俳諧の貫之を任じた意気の表れで、醜と鬼は同意義
語で「鬼の貫之」を意味する「鬼貫」を使ったのではないかという説(岡田利兵衛)がある。
ここは絵馬堂のようだったが、あまり絵馬は掛かっていなかった。
邪馬台国大研究/ 歴史倶楽部/ 192回例会・伊丹有岡城