Music: 花



東高野街道の四ツ辻を経て寝屋川公園へ




	歩いている途中の民家の軒先に小さな石棺ではないかと思わせるような石造物があった。
	「これ石棺ちゃうか?」「えろい小そうおまっせ」「こどもの石棺やったんかもしれんな」「ただの植木鉢やったりして」


四ツ辻

	四ツ辻とは、今でいう十字路のことである。道路の少なかった昔は主要道路の交差点になっていて、四本の道に分かれているところ
	をこういった。打上の四ツ辻は、南北に走る東高野街道と東西を走る奈良伊勢道の交わる所。



	道標には「東なら いせミチ」「南 かうや のさき 大坂みち」「北 京 八はた 柳谷 星田妙見道」と刻まれている。

	伊勢神宮、高野山、柳谷観音などにお参りする聖(ひじり)や善男善女(河内さんを除く)を案内したもの。またこの道標の東面に
	「安政四巳正月 為父母 施主酒勘」と刻まれており、酒勘(これは河内さんっぽい)という人物が父母のために建てたという経緯
	がわかる。(実際には酒屋の勘兵衛さんらしい)



	道標の近くの鉄板を上げると、小さな石の橋げたがあり、「往来安全 酒勘」と刻まれている。街道を行く人々の安全を祈って、勘
	兵衛さんが橋を架けたものらしい。ここには、かつて寝屋長者の信仰が厚かったという石の地蔵さんがあったが、「鉢かづき姫」
	が寝屋の屋敷を追い出されて殺されかけたときに、身代わりになられたという。今は、打上の明光寺に移され、「首なし地蔵」の愛
	称で人々に親しまれていう。(先に知ってれば見てきたのになぁ、残念)





この東高野街道を南下すれば、先月例会の四條畷で見た、「四條畷歴史民俗資料館」の前へ行くのだ。



歩くこと15分くらいで寝屋川公園到着。ここで昼食の予定である。桜の下がいいなぁ。





なな、なんと。公園へ渡る陸橋の下が「東寝屋川駅」である。出発点へ戻って来たのだ。南無阿弥陀仏。何のこっちゃ!





よしよし、桜ちゃん満開のご様子。









全くもう、は虫類をペットにする奴の気が知れんね。



うってつけの広場に東屋がある。昼飯にはもってこいやけど、ん、先客がいそうな。



ワンちゃん散歩の主婦連三人組がいたが、近づくオッサンの集団に恐れをなしたのか、さっさとお空け渡し。



飯だ飯だ。ビールが旨いねぇ。河内さんの奥さんが一命を取り留めたという話から病院談義が始める。





当初は雨を心配したけど、心憎いまでの青空に満開の桜。春だねぇ。



まさに春爛漫、花盛りでござんすよ。



盛りねぇ、何時が盛りやったんやろ?今からまだ盛りがあるんかしらん。



 邪馬台国大研究/歴史倶楽部/196回例会・寝屋川市の古代を歩く