●打上の弘法井戸 東高野街道の道ばたにあり、土地の人々が「弘法井戸」と呼んでいるもの。小さな井戸で、側に「弘法観念水」と刻んだ小さな石柱 が立っている。水への感謝が、「いくら汲んでもこの井戸は涸れることがなかった」という弘法大師信仰と結びついたものと考えら れる。高野山へ続くこの道は、古来から弘法大師を信仰する人々の往来が多いので、行き交う人々の喉を潤したものでござんす。