発掘された日本列島展2013年 高槻市今城塚古代歴史館 2013.12.22














	「発掘された日本列島2013」展開催のお知らせ	(文化庁HPより)

	毎年,日本各地では約8000件近い発掘調査が行われています。中でも,近年,特に注目されている32遺跡から約 520点の出土品
	を集めて,「発掘された日本列島2013」展を下記のとおり開催いたします。
	本年度は,宮内庁との共催による特集展示「陵墓りょうぼの埴輪はにわ」として,陵墓から出土した様々な埴輪の展示を行うと
	ともに,特集展示「東日本大震災の復興と埋蔵文化財保護」と題し,現在東北地方(岩手県・宮城県・福島県)で行われている
	復興事業に伴う発掘調査の成果について,紹介いたします。また,各開催館ごとに,地域の特色を生かした展示も行います。
 	御不明な点は,下記の開催館,若しくは記念物課までお問い合わせください。

	【開催館及び開催期間】

	○東京都江戸東京博物館(東京都)東京都墨田区横網1-4-1 電話 03-3626-9974  平成25年6月8日(土曜日)〜7月25日(木曜日)
	○福島県文化センター 		福島県福島市春日5-54 電話 024-534-9191  平成25年8月3日(土曜日)〜9月13日(金曜日)
	○松本市立博物館(長野県)   長野県松本市丸の内4-1 電話 0263-32-0133 平成25年9月21日(土曜日)〜11月4日(月曜日)
	○高槻市立今城塚古代歴史館   大阪府高槻市郡家新町48-8 電話 072-682-0820 
					平成25年11月12日(火曜日)〜12月23日(月曜日) 
	○九州国立博物館(福岡県)   福岡県太宰府市石坂4-7-2 電話 092-918-2807平成26年1月1日(水曜日)〜2月16日(日曜日) 

	お問合せ	文化庁文化財部記念物課	電話:03-5253-4111(内線:2879)

	【みどころ】

	・ ミミズク土偶(フクロウに似た顔をもつ土偶)
	上境旭台かみざかいあさひだい貝塚出土(茨城県つくば市・縄文時代 約3,000年前)
	太平洋に面した沿岸部と,霞ヶ浦の内陸部をつなぐ位置に残された貝塚から出土した土偶です。顔の表現がミミズク(フクロウ
	の一種)に似ていることから,「ミミズク土偶」と呼ばれています。 

	・ 金銀装円頭大刀きんぎんそうえんとうたち(柄つかの部分を金銀で飾った刀)
	鳥居松とりいまつ遺跡出土(静岡県浜松市・古墳時代 約1,500年前)
	古墳時代から平安時代の遺物が出土する川の跡から出土しました。朝鮮半島で作られたものと考えられており,儀式の中で川
	の底に沈められたのでしょう。

	・ 陶馬とうば(馬の形をした焼き物)
	史跡備前びぜん陶器窯跡群出土(岡山県備前市・安土桃山時代 約450年前)
	平安時代から近世にいたるまで,備前焼を生産し続けていた窯跡群から出土しました。この陶馬は安土桃山時代のものと考え
	られています。この時期に備前焼の陶馬の類例はほとんどないため,たいへん珍しい資料です。 

	○特集展示「陵墓の埴輪」

	※「陵墓」とは
	皇室に関係ある事項を規定した『皇室典範こうしつてんぱん』という法律(昭和22年制定)によれば,天皇,皇后,太皇太后および
	皇太后を葬るところを「陵」とし,その他の皇族を葬るところを「墓」と定義しています。このほかにも,文献や地元の伝承,墳丘
	の規模などから,皇室関係者が埋葬されたと考えられる「陵墓参考地」などがあります。以上をまとめて,「陵墓」または「陵墓等」
	とよびます。

	・ 人物形埴輪(女子頭部じょしとうぶ)(巫女みこをかたどった埴輪の頭部)
	仁徳にんとく天皇陵古墳出土(大阪府堺市 古墳時代中期)
	島田髷しまだまげに似た髪形から女性と考えられている埴輪で,頭部のみが残されています。巫女みこの姿を表現したものと思われ
	ます。 

	・ 囲かこい・家形埴輪(家の埴輪とそれを囲む塀へいの埴輪)
	御廟山ごびょうやま古墳出土(大阪府堺市 古墳時代中期)
	塀へいと家を表現した埴輪がセットで配置されていました。家の屋根には千木ちぎと堅魚木かつおぎと呼ばれる飾りが表現されてお
	り,現在の神社建築につながる特徴をもっています。 

	※特集展示「陵墓の埴輪」に関しては,宮内庁のホームページにも掲載されております。そちらもあわせて御覧下さい。
	http://www.kunaicho.go.jp/culture/shoryobu/tokusyuutenji.html
	※特集展示「東日本大震災の復興と埋蔵文化財保護」については,こちらのページを御覧下さい。
	http://www.bunka.go.jp/oshirase_event/2013/hakkutsu_tokusyu_2013.html











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	この展示は一階と二階に別れている。会場が狭いからか、どうも展示の方法が拙かった。一階の無料部分では、東北大地震に伴う
	発掘調査の結果、および近畿の災害の爪痕を展示していたが、それは二階にも続いており、また二階には「宮内庁所蔵 陵墓の埴
	輪」の展示があって、そこには一階の本展示の一部が並んでいた。従って、展示の番号があっちに飛びこっちに飛びしていて連続
	していなかった。ここでの掲載も番号が連続していないのはその為である。パネル展示の色で区分けしているようなので、ご覧頂
	くときはそのつもりで見て頂けばいいかと思う。出来るだけわかりやすくと心がけたが、何となくチグハク感がある。巻頭の館内
	レイアウト図並びに末尾に掲げた「展示一覧表」をみて貰えば理解の手助けになるだろう。









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= 常設展 =





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