いやぁ、この資料館は凄いね。実に要領よく資料が纏められているし、この遺跡の辿ってきた変遷や位置関係、それに日本における 他の地域との相対的な関係も実によく判る。丘の上の環濠集落などは、確かに西日本の遺跡に見られる特徴だが、それがここまで延 長して来ている。遺跡のありようは、鳥取県の麦木晩田(むきばんだ)遺跡などと酷似しているし、高地性集落の特徴もよく残して いる。ここの資料をじっくり見れば、日本の弥生時代の概要もわかる。素晴らしい資料館だと思う。