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博西神社

歴史倶楽部 第177回例会 5月27日











	博西神社(はかにしじんじゃ)

 	祭  神 : 下照比賣命(天羽雷命:北殿) 菅原道真公(南殿)
	説  明 : 屋敷山古墳の西にあることから「陵西」「墓西」とも書かれた。中世、この地域を支配していた「布施氏」の氏神という。
	住  所 : 奈良県北葛城郡新庄町寺口12
	由  緒 : 『大和紀伊寺院神社大事典』によれば、もと倭文神社とも称し、天羽雷命を祭神としていた。口碑には當麻町太田の棚機
		   の森から同神を勧請したと言う。明治初年に『大和志』の記載により、天羽雷命は當麻町加守の葛木倭文坐天羽雷命神社
		   が同名の式内社にあたるものとして、下照比売命を祭神として祀るようになった。








	延喜式名帳に載る古社で、「葛木倭文坐天羽雷命神社」とも称する。小字大屋の西、寺口に入った山麓に鎮座する。布施氏の氏神として、
	布施氏による布施郷支配の信仰上の拠点となっていた神社である。二殿とも一間社春日造。 両殿を障塀で連結している珍しい形。
	慶長六年(1601)に領主の桑山氏は自らの産土神の尾張の諸鍬神社を勧請し、諸鍬神社を創建、在来の神社は衰亡したようであるが、
	当社は室町様式をよく伝えている。室町後期の様式を残して改修工事が行われ、建立時の極彩色が復活した。本殿は保存がよく、二殿が
	障塀で結ばれて並立した類例の少ない形式をもっており、昭和33年に国の重要文化財に指定されている。神社東方一帯から、弥生時代の
	遺物が出土している。

	参考:『寺院神社大事典 大和紀伊』 



























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