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袖の松旧跡
歴史倶楽部 第177回例会 5月27日
奈良県葛城市
角刺神社の東 500メートルのところに袖の松旧跡がある。當麻寺の中将姫が曼荼羅をおるための蓮糸を角刺神社の鏡池の蓮
よりとりたいと思い、祈願したところ願いのとおり蓮糸をとることができた。そのときに感謝の気持ちを植えたのが袖の松
といわれている。
最初ここには行く予定ではなかったのだが(知らなかった)、先月錦織さんが平群のサークルでこのあたりを歩いたとき来
たというので寄っていく事になった。
<中将姫(ちゅうじょうひめ)>
中将姫は奈良時代の右大臣藤原豊成の娘で、幼くして母を失い、継母に育てられた。しかし、継母から嫌われ、山に捨てら
れてしまった。父と再会し一度は都に戻るが、姫の願いにより當麻寺に入り曼荼羅(諸仏の悟りの境地を描いた絵図)を織
ることを決意し、百駄の蓮糸を集めて蓮糸を繰り、これを井戸にひたすと五色に染まった。その蓮糸を一夜で一丈五尺(約
4m四方)もの蓮糸曼荼羅を織り上げたという。
當麻寺の北の墓地に石造の十三重塔がある。花崗岩製、高さ約3mで、中将姫の墓塔と伝えられる。
所在地 葛城市忍海322
アクセス 近鉄御所線忍海駅から西へ徒歩2分
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