Music: Twilight Zone
2011年納会・幕末の京都をゆく 京都名物・幽霊子育飴 2011.12.25









	六波羅蜜寺の北に古びた飴屋がある。元は珍皇寺門前にあったらしいが、六波羅名物だそうだ。前2回この道を通っているはずなの
	だが、この飴の事は知らなかった。全く気づかずに通ったか、或いは他の道を行ったのだったか。

	飴は「子育ての幽霊飴」(「ゆうれいあめ」である!)と呼ばれ、次のような伝説が店の看板に張ってある。

	赤ん坊を抱いた女が毎日三文(さんもん)の飴を買いにきた。不審に思った店の人が女のあとをつけていくと、鳥辺野墓地でその姿が
	消えた。この話を聞いた近くの寺の住職は、最近臨月で亡くなった女性の墓で念仏を唱えた。すると,土の中から赤ん坊の泣き声が
	聞こえた。掘り起こすと、飴をしゃぶる赤ん坊がいた。死してなお子を思う母の執念が、幽霊となって子を養ったのである。

	何と言う、怖ぁ〜。しかし考えて見れば、似たような話はあちこちで聞く。その子供が将来、有名な坊さんになったという話もどっ
	かで聞いたような気がする。しかし「幽霊飴」とはなぁ。家族で、この先に珍皇寺にはよく行くという西本さんは昔から知っていた
	そうで「飴はおいしいよ」と言っていた。今も売ってるんかな?
	 


上の写真が、下で靖さんが写している写真でしょう、おそらく。









上右が幽霊飴。甘い氷砂糖といったところかな。カチワリみたいに割れたまんま。





邪馬台国大研究/ 歴史倶楽部/ 172回例会・2011年納会・幕末の京都をゆく