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歴史倶楽部例会 第155回例会・東四国

徳島県立埋蔵文化財総合センター 2010.06.26-27(土・日)






讃岐富士の側を抜けて、板野町の「徳島県立埋蔵文化財総合センター」へ向かう。




	徳島県立埋蔵文化財総合センター	〒779-0108	徳島県板野郡板野町犬伏平山86-2 	電話 088-672-4545 
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	徳島県立埋蔵文化財総合センターは、徳島県板野郡板野町にある県内の埋蔵文化財の出土品などの資料を展示している施設。
	板野町歴史文化公園内に位置する。財団法人徳島県埋蔵文化財センターが運営している。

	開館時間  : 9:00〜17:00
	休館日 	  : 月曜日、国民の祝日、年末年始
	アクセス  : JR板野駅から徒歩約20分。徳島バス「鍛冶屋原線犬伏」下
			車から徒歩5分。高松自動車道「板野インターチェンジ」
			から約5分。 
			徳島自動車道「藍住インターチェンジ」から約10分。





矢野遺跡から出土した銅鐸のレプリカの前で。下は「仮面土器」がモチーフのようだ。














	大代古墳刳抜式舟形石棺	 (おおしろこふん くりぬきしきふながたせっかん)

	大代古墳は、全長54mの前方後円墳である。石棺は後円部頂きに築かれた竪穴式石室に安置されていた。全長2.84m
	の刳抜式舟形石棺である。石材は香川県津田町火山(ひやま)に産する白色凝灰岩とみられている。棺内外には朱の塗布が確
	認された。大代古墳は現地で保存されることになり、石棺については複製品を製作し、徳島県立埋蔵文化財総合センター展
	示室入口すぐのロビーに展示されている。






	出土銭[複製]	(鎌倉時代) 徳島市八万町・寺山遺跡

	地面に穴を掘り、その中に40本の銭さし(銭緡)が4段に置かれていた。10さし(緡)[一貫さし(緡)]を藁(わら)
	ひもで束ね、これを4束作って莚(むしろ)のような物に包んで、埋められていたことがわかった。鎌倉時代の終わり頃埋め
	られたもので、全て中国銭(宋銭・明銭)で、53種、3,699枚。1,000枚を超える出土銭としては県内8例目で、
	その中で最も古い時期のもので、埋められた状況が詳しくわかった初めての例である。





壁面に、縄文、彌生、古墳時代と、時代区分毎の土器が所狭しと並べられていて、一目で時代の違いが判る。
























































































































	阿波史跡公園の入口にある、宮谷古墳から出土した「三角縁銘帯六神四獣鏡」である。宮谷古墳は、延喜式内大社「天石門別八倉比賣
	神社」の鎮座する、矢野神山(気延山の山裾の南)の麓の舌状丘陵上に位置し、県下有数の気延山古墳群の中の盟主的古墳(約50m)
	である。前方後円墳。1989年、前方部から徳島県下初の三角縁神獣鏡三面が出土した。
	出土した土器の特徴から、三世紀末から四世紀初頭の築造と比定され、県内最古の古墳の一つと考えられている。三角縁神獣鏡三面の
	うち、六神四獣鏡一面は、ほぼ完全な形で出土し、京都府八幡市内里古墳出土の鏡と同范関係にあるとされている。























































































































































移築された西山谷2号墳



	西山谷2号墳は鳴門市大麻町大谷の標高74mの尾根上に築かれた直径18〜20m、高さ約2mの円墳である。石室は吉野川
	南岸の青石(あおいし)を用い、古墳の中央部に築かれていた。石室の長さは4.72m、幅は0.83〜1.05mある。
	石室に葬られた人物は、朱のまかれた刳抜式木棺(くりぬきしきもっかん)に安置され、銅鏡、鉄剣、鉄槍、鉄鏃、ヤリガンナ、
	土器が納められていた。3世紀半ば頃につくられた全国でも最も古い石室のひとつである。徳島県立埋蔵文化財総合センターの
	駐車場から展示室へ向かう途中の丘陵で公開されている。銅鏡と鉄器の出土状況がレプリカで再現されている。





















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