長浜鉄道スクェア
2008年4月27日 滋賀県長浜市
長浜鉄道スクエア(旧長浜駅舎) 所在地 滋賀県長浜市北船町1番41号
長浜鉄道文化館・北陸線電化記念館長浜鉄道スクエアは、滋賀県長浜市にある鉄道保存展示施設。旧長浜駅舎(第1回鉄道記念物)
に隣接して2000年10月14日に長浜鉄道文化館が開館し、さらに2003年7月17日には隣接して北陸線電化記念館が開館。
このとき、この3施設を総称して「長浜鉄道スクエア」と命名された。
旧長浜駅舎は明治時代の建物で、現存する日本最古の駅舎である初代長浜駅舎をそのまま保存している。長浜鉄道文化館では北陸本
線に関する鉄道史料や鉄道模型が展示されている。北陸線電化記念館では鉄道車両2両が保存されている。
ED701(国鉄ED70形電気機関車)
1957年(昭和32年)製。北陸線の交流電化に伴い、日本で初めて実用された交流電気機関車。1975年(昭和50年)まで使用。ED70形は19
台製造されたが、現存しているのはこの1号機のみ。
D51793(国鉄D51形蒸気機関車)
デゴイチの愛称で親しまれているD51型蒸気機関車。昭和11年から9年間に1115両製造された。このD51は1942年(昭和17)11月18日に
三菱重工(株)で製造され、東北線、中央線、北陸線を1970年(昭和45)3月まで27年余にわたって1,784,234km(地球を約44周分)走った。
日本で3番目の官営鉄道として敷設された長浜〜敦賀間の駅として、また日本初の鉄道連絡線として大津と結ぶ水陸の要衝であった
旧長浜駅舎。この建物は新橋駅を手本に明治15年(1882)に完成した英国風の駅舎で、国内で現存する最古のもの。昭和33年に日
本で初の鉄道記念物に指定され、昭和58年からは資料館として一般公開されている。
平成12には、この旧長浜駅舎に併設した「長浜鉄道文化館」が完成。水運と鉄道の町として栄えてきた長浜の明治から北陸線電化
までの歴史と文化を紹介している。なかでも、建物2階を1周する琵琶湖周辺の絵が描かれた、延長60mのトラックを鉄道模型車
両が走り、鉄道ファンはもちろん、だれもが楽しめる展示となっている。
東海道本線がまだ全通しない明治15年3月10日、長浜−大津間の汽船連絡、長浜−敦賀間の起点駅として完成したのが、この旧
長浜駅舎である。現存する日本最古の駅舎で、東西24.5m、南北9.7mの2階建て木骨構造の石灰コンクリート造り。四隅下層
を御影の切石で積み重ね、煙突、出入り口、窓枠にレンガを配している。内装は鹿鳴館調で1・2階に残っている回り階段や欄干彫
刻から当時の豪華さをしのぶことが出来る。
駅舎は、英国人技師が設計した洋風2階建てで、当時の文明開化を象徴するような近代的建物である。施設内は、駅長室や待合室な
ど、当時の面影をそのまま残している。駅長室には駅長一家のマネキンがあって、知らずに入るとドキッとする。
杉本さんが当時の駅員の制服を着ているが、「まるで、そのまんまやん。」「よう似おてるわ。」「そのまま駅員になれるで。」と
大好評。隣の車夫はまるで、掛布(元阪神タイガース)の毛があった頃にそっくり。
滋賀県長浜市元浜町 14-8 TEL 0749-65-3300 FAX 0749-65-3440
JR長浜駅より徒歩7分、長浜ICより車で10分
開館時間 9:00〜17:00(入館16:30)
休館日:12/29〜1/3
観覧料 大人600円 小人300円 団体20名以上2割引
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