幽玄な月と、画面一杯に展開した梅との対比が美しい。墨で裏から黒く塗った裏彩色の手法を用いているので、画面全体の薄暗さが
	よく表現されている。月の部分だけは墨で塗られていない地肌のままである。つまり、この色がキャンパス(?)の地の色という事
	になる。

邪馬台国大研究 / 歴史倶楽部ANNEX / 寺社仏閣/ 若沖展