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宇美町立歴史民俗資料館
2005.11.6  福岡県宇美町




 


	<宇美町立歴史民俗資料館>

	資料館は昭和55年に開館した。町内の貴重な文化財の展示公開を行い、郷土の歴史、文化財に対する理解を深めるため
	の施設である。その後、資料の増加と展示施設の充実を目的として、平成2年には展示室の増築が行われ、現在は民俗展
	示室、町民ギャラリーがある。
	古代から大陸との交流が盛んだったと思われるこの宇美町も、過去の発掘調査で今から2万年程前の氷河時代から人々が
	生活を営んでいたことが解っている。長い年月をかけて先人達が築いてきた生活の痕跡は、この資料館で見ることができ
	る。「宇美」という地名の由来は、応神天皇がこの地で誕生したという記紀の記述から、「産み」が宇美になったという説
	と、中国の「魏志倭人」に記されている「不彌(ふみ)国」が「宇美」になったという説があるが、後者のほうが可能性
	は高そうである。いずれにしても、ここが歴史と伝統のある町であることには変わりない。




	宇美町には多くの遺跡が点在しており、これらの遺跡には、古くから海外との交流の歴史が見られる。宇美町で発掘され
	た考古資料から、最初の交流は、宇美公園内にある神領2号墳出土の銅鏡と銅鈴だと考えられる。銅鏡は中国の後漢で造
	られ、銅鈴は朝鮮半島で造られたものである。これら二つは銅の紐で結ばれていた。町の南端にある四王寺山には、国の
	特別史跡である「大野城跡」がある。大野城は、現在の韓国南部にあった百済の指導によって築城されたものと考えられ
	ている。





 

 

 



 











 





 

















 


























宇美町でトンボのデザインをした昔の刀の飾り金具が出土した。このトンボは古墳時代としては日本で唯一のもの。



 





 



 

 







 





 

 



 

 

 

 



 






 

 

 

 






 

 

 

 

 

 

 

 












	

	宇美町立歴史民俗資料館 092−932−0011
	
	【開館】 午前9時00分から午後5時まで(入館は4時45分まで)
	【休館】 1.国民の祝日に関する法律に規定される日
		 2.年末年始(12/29〜1/3)
		 3.お盆休み(8/13〜8/16)
		 4.毎週月曜日(第2日曜日の翌日を除く。宇美八幡宮祭礼日と重なる場合は順延する。)
		 5.5.月の第2日曜日 
	【入館料】無料
	【施設】 展示室(民俗展示室、考古展示室、町民ギャラリー)
		 ホール(町内の自然や史跡の紹介ビデオ、コンピュータを利用した資料の公開や学習システムを設置) 
	【交通】 天神・博多駅から西鉄宇美営業所行きバス「宇美八幡宮前バス停」下車徒歩1分 
    【立地】 宇美八幡宮の境内横にある。 
 


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