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第110回例会 出雲王国の痕跡を探して
出雲・玉作り遺跡
2006年6月25日(日)
<出雲・玉作り遺跡> 島根県玉湯町
出雲における古代の玉作り遺跡の存在は、「古語捨遺」( 807年)や「延喜式」(927年)などの文献からも推定
されていたが、考古学上の発見は明治時代になってからの事である。松江市の西隣の玉湯町は、宍道湖の南岸東
寄りに位置している。この地で玉作りが盛んに行われたのは、玉材料の原石を算出する「花仙山」(かせんざん)
があったからであり、宍道湖にそそぐ玉湯川の周囲を中心に、多数の玉作り遺跡が点在している。
昭和44年から63年にかけて行われた発掘調査によって、とくに多数の玉作り関連の遺跡が発見された、宮垣、宮
ノ上、玉ノ宮の3地区が国指定の遺跡となった。宮垣地区は、花仙山の西麓にあり、28,000 平方mの広さがある。
玉造温泉街を見下ろし、宍道湖が眼下の景勝地にある。宮ノ上地区は、宮垣地区から川をさらに400mほど遡った
川沿いの斜面にあり、「玉作湯神社」の境内を中心にしている。玉ノ宮地区はさらに上流で玉湯川の支流、湯田
川沿いの谷間にある。
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あいにくの雨だったが小降りで、さほど気にもならなかった。資料館はまだ早くて開館していなかったので割愛した。
邪馬台国大研究 /歴史倶楽部/ 再び山陰へ