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大阪本町・歴史倶楽部 ANNEX 
沖縄・史跡と考古の旅
〜 2018年2月 沖縄の旧石器人と南島文化を訪ねる 〜

2018年2月21日。第一日目。 ガンガラーの谷(サキタリ洞、武芸洞) 暑い。ジャケットの下に来ていたチョッキを脱ぐ。出口にバスの運転手さんが待っている。 14:20バス乗車。予定では、日本最古の人骨と礫石器が出土した「山下町第一洞窟遺跡」 から先に行くはずだったが到着が遅れたため、「ガンガラーの谷(サキタリ洞、武芸洞)」 へ先に行く事になる。ここは予約制なので、指定された時間に行かないと見学できない遺跡 なのだ。ここは現在も発掘が継続中で、新しい発見が相次いでいる遺跡である。 ガンガラーの谷   出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 ガンガラーの谷(ガンガラーのたに)は、沖縄県南城市前川にある、鍾乳洞が崩れてできた谷間。2008年8月に観光地として公開された。 ガンガラーの谷は、数十万年前までは鍾乳洞であったが、現在は崩壊し自然豊かな森となっている。広さは約14,500坪、歩行距離にして 約1km、東京ドーム1個分の大きさである。森の中には、鍾乳洞跡にそびえ立つ高さ20m の大主(ウフシュ)ガジュマルや、子宝を願う 信仰の場所であるイキガ洞・イナグ洞がある。 ガンガラーの谷では、世界最古となる約2万3千年前の貝製の釣り針や、約8千年前の爪形文土器片、約4千年前の火を焚いた炉の跡などが 見つかっている。また石の棺に入った人骨が発見され、約1万 8000年前に生きていた港川人の居住区だといわれている。現在も国立科学 博物館・東京大学・沖縄の地元研究者で結成されている沖縄更新世遺跡調査団と、沖縄県立博物館・美術館により港川人に関する発掘調 査が続けられている。 ガンガラーの谷は、沖縄返還直前の1972年 4月に、南部に明るい場所を創ろうとの意図の下、観光地として公開されたが、その数年後に 谷内を流れる川上流から畜舎排水が流れ込むという汚染問題が起こり、直ちに公開が中止された。その後30年間、河川環境の回復を待ち 続け、2008年 8月に予約制ガイドツアー専用エリアとして再び公開が始まった。毎日1時間20分のツアーが開催されている(完全予約制)。 那覇空港から車で約30分。 沖縄自動車道南風原南インターチェンジで下り約10分。 上右は解説する中尾さんと、その左が沖縄県博物館・美術館の学芸員山下さん。帰りに、山下さん著の本にサインして貰った。 ガンガラーの谷(サキタリ洞、武芸洞)探索は以下のアイコンをクリックしてください。 ブラウザの「戻る」ボタンでこの位置へ戻れます。 駐車場手前で、洞窟を案内してくれた山崎さんとスタッフが、このサキタリ遺跡の関連図書を販売していた。前述の山崎さんの著書を買 いサインを貰う。山崎さんとはこの後、沖縄県立博物館・美術館で再会する。山崎さんは、通常は博物館にいるのだった。 山下町第一洞穴遺跡(県指定史跡)へは以下のアイコンをクリックしてください。 今夜の宿は「ホテルサンルート那覇泊港」である。腹減った。晩飯が楽しみだ。
 邪馬台国大研究/歴史倶楽部/例会ANNEX 沖縄・旧石器人の旅 第一日目