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馬高遺跡・馬高縄文館
(うまたかいせき)[国指定遺跡]
今から約5000年前縄文時代中期に、今の新潟県に相当する地域で土器を立体化させた
異様な土器が考案された。土器上部に燃え盛る炎のような装飾を施し、やがて東日本、
西日本と全国的に拡散していった。当時の西日本の土器は、平坦な器そのものの様な
様相だったが、この炎のような装飾を持った東日本の土器に影響され、徐々に立体化
していくようになった。
新潟県発祥のこの土器は、こんにち火焔型土器と呼ばれ、新潟県十日町市にある笹山
遺跡から出土した「火焔土器」は、縄文時代の土器としては唯一国宝の指定を受けた。
またその装飾は縄文人達の精神性や芸術性についての関心を呼び、世界中の歴史学者
・考古学者達のみならず、民俗学者、芸術家たちにも影響を与え、火焔型土器は世界
中の関心を集めている。大阪府吹田市にある万博会場の「太陽の塔」を設計した画家
岡本太郎は、火焔型土器を見て「爆発だ!芸術だ!」と叫んだという。








上左が今回の参加者メンバー。上右は、偶然このツアーに参加していた全邪馬連の小宮山さん。











馬高縄文館(うまたかじょうもんかん)


















縄文館の野水さんの案内に耳を傾ける。オジサンたちは若い女性の解説員だとすぐ集まる。



















































これが、縄文土器としては日本で唯一の国宝である。





































<謝辞>
このHPの赤枠で囲んだ解説資料は、令和2年2月22日(土曜日)に大阪府堺市で行われた
「歴史考古学の集い」令和2年2月度例会で講演された、大阪府四条畷歴史資料館・野島稔氏
の講演資料「祈りの縄文時代ー日本海の火焔土器と石文化ー」から転載しました。野島稔氏に
謝意を表します。
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