雨の吉野山－蔵王寺

Music: End of the World

－金峯山・蔵王寺－


	【金峯山寺】
	吉野山から大峯山山上ケ岳にかけての一帯は古くから金峯山（きんぷせん）と称し、役行者が修行を行った聖域として広く知られている。
	山上ケ岳（現：大峯山寺本堂）と山麓の吉野山（現：金峯山寺蔵王堂）が役行者の開創と伝えられ、以後、中世において隆盛を極め、長らく修験道の修行道場
	として栄える。明治７年（1874）、明治政府により修験道が禁止され、金峯山寺は一時廃寺となるが、その後明治１９年（1886）に天台宗末寺として復興、
	昭和２３年（1948）には、蔵王堂（国宝）を中心に、金峯山修験本宗が立宗し、その総本山として今日に至っている。 天正２０年（1592）に再建された蔵王堂
	本堂（国宝）は室町末期を代表する建造物で、東大寺大仏殿に次ぐ木造建築物として、金峯山の高台に聳え立っている。

	【仁王門】
	 銅の鳥居から約２００ｍ余り進むと 三間一戸、入母屋造りの本瓦葺 楼門が、石段を 登った所にある。１４５６（康正２）年に再建された物で、南向きの本堂が、
	山上ヶ岳からの巡礼を迎えるのに対し、この門は、北向きで大阪や京都から逆峯入りする信者を迎えるための物。

邪馬台国大研究／　雨の吉野山　／chikuzen@inoues.net