Music: from me to you

大正ロマン館
2003.4.27(日曜)

		
		篠山口駅前から神姫(しんき)バスに乗って篠山城へ行く。何というバス停で降りたのか忘れてしまったが、篠山市の中心街だ
		ったように思う。近くに兵庫医科大学の施設が見えていた。ここからお城までブラリと歩いて10分ぐらいだった。途中に大正
		時代に建てられたと言うレトロ調の洋館があった。その名も「大正ロマン館」。その後、お城、武家屋敷、青山歴史館と巡って
		このロマン館の中庭で昼食を取った。いい天気の、爽やかな丹波の晩春だった。

 



 

		【大正ロマン館】
		篠川城跡北外掘一帯は、藩主が建てた学校である「鳳鳴義塾」跡で、今でもこのあたりは官公庁関係の建物が多く、篠山市の中
		心である。大正ロマン館の建物は、大正12年4月の落成で、当時、篠川町では最もモダンな建物だったという。現在、この建
		物は、篠山市にあって明治・大正期の代表的な洋風建築として大切に保存されている。またすぐ側には、昭和63年に建てられ
		たと言う「たんば田園交響ホール」(上右)があり、失礼ながら「こんな田舎に!」と思わせる立派な建築物だ。人ごとながら、
		維持費は大丈夫かいなと心配してしまう。



		大正ロマン館の中は、篠山市の観光案内所・売店・食堂・無料休憩室・その他として利用されており、部屋の一角に、建物がで
		きた当時の由来や懐かしい品々が並べてあって、「大正ロマン」を演出している。このHPで使っている観光用の写真や記事は、
		ここの案内所で貰ってきた資料から一部転載させてもらった。

 

私はさすがに人力車は知らないが、上右の蓄音機やミシンは見たことがあるし、同じような製品の壊れた残骸が我が家の蔵にもあった。

 



 


		本日、例会参加の商社出身のお三方(栗本、橋本、錦織)は、みな繊維部門出身だけあって上左の会社をご存知だった。錦織さ
		んはよほど懐かしかったと見えて、しきりに「ホォー、ヘェー」と呟きながら眺めていた。「これはね、繭(まゆ)を販売して
		いた会社でっせ。」「そうそう、ここから買った繭を生糸にするんですわ。」「ヘェー、そうでっか。」「いや懐かしいなぁー。」


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