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佐賀城趾 2001.6.21 佐賀県佐賀市

 





	佐賀城公園

	佐賀城を取り巻く濠一円は整備された公園で、佐賀駅から博物館、佐賀城址を目指して歩いていくと、幾重にも掘られた濠
	を渡る。東側の濠は埋め立てられているが、残る三方の濠は昔の姿をとどめ、濠には水鳥や鯉が泳ぎ、大小の噴水もあって
	絶好の散策コース。濠端には樹齢300年を越える大楠も立ち並んでいる。
 



	公園内に美術館や博物館、旧佐賀城本丸跡などがあり、ほぼ佐賀市の中心部である。公園全域の敷地には、学校や
	主要企業のビルなどが建ち並び、お濠端は市民の憩いのオアシスになっている。
 



 

	佐賀城址・鯱の門(佐賀市城内2丁目)

	鍋島36万石の居城跡。もと龍造寺氏の居城であった村中城を改築したもので、1611年に鍋島直茂が完成させた。
	栄城・亀甲城・葉隠城・沈み城などとも呼ばれる。
	(佐賀城は敵が攻撃してきたときに水路をせき止めて城を水浸しにし、天守だけが水中の亀のように浮かび上がる仕組みに
	なっていたといわれ、ここから「沈み城」とも呼ばれている。)

   

	典型的な平城で、周囲に幅80mの城塀をめぐらし、天主は5層、石垣の高さは9.1mあったが、たび重なる火災で焼失・再建を
	繰り返した。鯱(しゃち)の門は幅25.4m、奥行き4.45mのどっしりと構えた門で、屋根の両端には名前の由来である青銅製の
	鯱が飾られている。1874年、江藤新平らの起こした「佐賀の乱」で一部の建物が破壊、現在は鯱の門と続櫓(国指定重要文化財)
	だけが残る。現在でも門や扉には「佐賀の乱」の弾痕が残り、当時の戦いの凄まじさを物語っている。
	JR佐賀駅から徒歩10〜15分。


 

 





 



 

 

 



 

	「協和館」から見下ろす広場を発掘していた。佐賀市の教育委員会に聞くと、この広場に「歴史資料館」(仮称)が建つので
	その事前調査としての本丸発掘を、佐賀県が実施しているとの事だった。
	今年中にも着工して、来年/再来年の開館を目指しているというので、今の佐賀県立博物館との関係はどうなるのか訪ねたら、
	「いや、あっちはあっちで残ります。」との事なので、ここには佐賀城関係の文献資料などが納まるのかもしれない。
 

	佐賀博物館

	1970年明治100年記念事業として設立、旧佐賀城三の丸跡に開館した。復元されたカノン砲があり、館内には常設で
	「佐賀の7賢人」(大隈重信・鍋島直正・副島種臣・江藤新平・島義勇・大木喬任・佐野常民)の写真やプロフィール、
	藩校弘道館で使用した教科書、精錬方を描いた絵などが展示されている。
	この佐賀の自然史、考古学、歴史風土、民俗など各分野の貴重な資料が展示され、佐賀の歴史を知るのに書かせない
	場所である。JR佐賀駅から徒歩10分。







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